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どんなサンタナ、オスナオスナの大騒ぎ【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第112回

週プレNEWS

プロ野球の外国人助っ人に対するイメージが変わったのはいつの日のことでしょう。はるか昔の外国人選手のイメージを聞くと、「守備は怠慢だけど、打撃は当たれば飛ぶ」といったイメージがあったファンが多いようです。

しかし現在では、ほとんどの外国人選手が内野ゴロでも1塁まで全力疾走します。これはある意味で、日本に来る助っ人たちが一流選手ばかりである証拠と言えます。

というのも、海の向こうのメジャーリーガーたちも常に全力でプレーすることを求められているからです。怠慢なプレーは、すなわち自分の身分を脅かす愚かな行為です。

かつてはメジャーと日本のプロ野球のレベルに差があり、手を抜いてもある程度通用する外国人選手もいたのかもしれません。しかし、日本の野球が世界でもトップレベルであることが証明された現在では、「手を抜く」という行為がなくなったと考えていいでしょう。

4月30日の巨人戦では、我がヤクルトのドミンゴ・サンタナ選手が2安打3打点と、MVP級の活躍を見せてくれました。その2日前の試合で、自らのまずい守備から失点を許したことを反省し、守備の練習にも一生懸命取り組んでいたそうで、首脳陣はサンタナ選手にとてもいい印象を抱いているようです。4番の村上宗隆選手が警戒され、四球などで塁に出た後にサンタナ選手が5番に控えているのは、まさに脅威でしかありません。

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村上選手を挟み、3番に座るのがホセ・オスナ選手です。メジャー時代は高めのボールが得意で、”当たれば飛ぶ”ハイボールヒッターでした。ただ、低めが苦手で、日本の野球に対応できるか疑問符がついたそうです。しかしプロ野球に順応し、どんな球も打ち返す巧打者になりました。

オスナ選手とサンタナ選手は、入団の初年度(2021年)から大車輪の活躍を見せ、チームの2年連続リーグ優勝に大きく貢献しています。

サンタナ選手はマリナーズ時代、イチロー選手とチームメイトでした。2019年3月に日本で行なわれたメジャーの開幕戦で、サンタナ選手のライトに飛び込む満塁ホームランを目の当たりにしたことを思い出します。


今週末は暑くなるようですね。ビールだけでは水分補給はできませんので(笑)、ちゃんとお水を飲みましょう!

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