ブライダルデザインの第一人者として活躍したファッションデザイナー・桂由美さんが26日に死去していたことが30日、発表された。94歳だった。Xでは、桂さんのドレスを着用した人らから感謝の声が寄せられている。
■ブライダルファッションの第一人者
桂さんは1964年より日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を始め、ブライダル専門店をオープン。日本のブライダルファッションの第一人者として、フランス・パリや米ニューヨークなど世界30都市以上でショーを行った。
1965年にはわずか3%だったウエディングドレスの着用率が、現在では90%以上にまでなるなど、ファッションのみならず結婚式のスタイルにも影響を与えた。
1993年にはローマ法王に祭服を献上し、1999年には東洋人で初のイタリアファッション協会正会員に。2010年には全米ブライダルコンサルタント協会から世界で4人にのみ与えられている名誉会員の称号を授与された。
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90歳を過ぎても精力的に活動し、今年2月にはイベントなどにも出演していた。
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■今後はクリエイティブチームが制作ユミカツラインターナショナルでは、桂さんについて「数々の困難を乗り越えながら、実業家として、変革者として、”婚礼衣装の選択肢を増やしたい”とブライダル革命を起こし続けた桂由美の功績に触れることなしには日本のブライダルは語ることができないでしょう」と改めて称賛。
今後については、30年以上桂さんとともに活動してきた藤原綾子氏、森永幸徳氏、飯野恵子氏の3氏が率いるクリエイティブチームがコレクションを制作していくとしている。