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“ヒトラー南米逃亡説”をモチーフにしたナチス映画 『お隣さんはヒトラー?』7月26日公開

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『お隣さんはヒトラー?』© 2022 All rights resrved to 2-Team Productions (2004) Ltd and Film Produkcja

 イスラエル・ポーランド合作映画『My Neighbor Adolf(英題)』が、『お隣さんはヒトラー?』の邦題で7月26日に公開されることが決定した。

参考:第96回アカデミー賞5部門ノミネート ジョナサン・グレイザー『関心領域』予告編公開

 本作は、アドルフ・ヒトラーの「南米逃亡説」をベースに、実際に起こり得たかもしれない世界線を描いたナチス映画。

 1960年の南米・コロンビア。第二次世界大戦終結から15年が経過し、巷ではアルゼンチンで逃亡生活を続けていたアドルフ・アイヒマンが拘束された記事で賑わっていた。ホロコーストで家族を失い、ただ一人生き延びたポルスキーは、町外れの一軒家で日々を穏やかに過ごしていた。そんな老人の隣家に越してきたのは、ドイツ人のヘルツォーク。その青い瞳を見た瞬間、ポルスキーの生活は一変する。その隣人は56歳で死んだはずのヒトラーに酷似していたのだ。

 ポルスキーは、ユダヤ人団体に出向いて隣人はヒトラーだと訴えるが信じてもらえない。ならばと、カメラを購入し、ヒトラーに関する本を買い込み、自らの手で証拠を掴もうと行動を開始する。

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 正体を暴こうと意気込んでいたポルスキーだったが、やがて、互いの家を行き来するようになり、チェスを指したり、肖像画を描いてもらうまでの関係に。2人の距離が少し縮まった時、ヘルツォークがヒトラーだと確信する場面を目撃してしまう。

 監督を務めたのは、本作が長編2作目となるレオン・プルドフスキー。隣人をヒトラーと疑うポルスキー役を『ロンドン警視庁犯罪ファイル』のマイク・ウォーカー警視役で知られるデヴィッド・ヘイマン、ヒトラーに疑われるヘルツォーク役を『マイ・プライベート・アイダホ』、『アルマゲドン』のほか、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をはじめ、ラース・フォン・トリアー監督のほぼ全作に出演しているウド・キアが務めた。

 あわせて公開された場面写真には、敷地の塀越しに何やら話すカット、隣人がヒトラーだと信じてもらえないためカメラを購入して隠し撮りするポルスキー、ヒトラーの特徴である青い瞳で凝視するヘルツォーク、ユダヤ人協会で必死に訴える様子、ヘルツォークの家でチェスを指す場面などが捉えられている。
(文=リアルサウンド編集部)

 
   

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