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「入浴が面倒=うつ病」は本当? “真偽”を精神科医に聞く

オトナンサー


入浴が面倒に感じる場合は、うつ病の可能性がある?

【画像】あなたも当てはまるかも… これが「うつ病」のチェックリストです

 疲れているときに、風呂に入るのが面倒だと感じることはありませんか。SNS上では、「風呂に入るのが面倒すぎる」「髪の毛を乾かすのが面倒で、風呂に入るのがだるい」「風呂掃除が面倒」など、さまざまな意見が上がっています。

 ところで、ネット上では「風呂に入るのが面倒に感じる場合、うつ病の可能性がある」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。「出雲いいじまクリニック」(島根県出雲市)院長で、精神科医・総合診療医の飯島慶郎さんに聞きました。

入浴の頻度でうつ病の状態を確認することも

Q.風呂に入りたくないと感じることがあるのは、なぜなのでしょうか。

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飯島さん「『入浴』という言葉をよく考えてみると、そこには次のようなタスクが集合していることがよく分かります」

(1)脱衣場で服を脱ぎ、浴室に入る。
(2)髪を洗う。
(3)体を洗う。
(4)浴槽につかる。
(5)浴槽のふたを閉めたり、床の髪の毛を洗い流したりするなど、浴室をきれいにする。
(6)脱衣場に戻り、髪や体を拭く。
(7)下着やパジャマを着る。
(8)ドライヤーで髪を乾かす。
(9)脱衣場を元の状態に整える。

これだけでも多くのタスクを含んでいますが、例えば、髪を洗うこと自体も『まず湯で髪を洗い流す』『シャンプーを使って髪を洗う』『湯でしっかり洗い流す』『リンスを髪になじませる』『湯で洗い流す』といった、さらに小さなタスクから成り立っています。

また、これらのタスクに加えて、女性の場合はメーク落としや結髪、肌の手入れなど美容関連の動作がさらに加わります。そして、それぞれをさらに小さなタスクに分解できます。

このように、入浴と一言で言えてしまう動作は、驚くほど多くの作業工程を含んでいることが改めて分かります。面倒に感じない方が実は不思議なのかもしれません。

Q.ネット上では、「風呂に入るのが面倒に感じる場合、うつ病の可能性がある」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。

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