『僕のヒーローアカデミア』10周年記念実写ショートフィルム公開　城桧吏＆柊木陽太が出演

　「僕のヒーローアカデミア 10周年記念ショートフィルム『Succession』」が、ytv animation 公式YouTubeチャンネルと、週刊少年ジャンプ公式 YouTubeチャンネルにて公開された。

参考：『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』8月2日公開へ　新予告＆ビジュアルも

　2014年7月より『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載され、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部を突破した、堀越耕平による人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。2024年は、連載10周年、TVアニメシリーズは2016年4月の放送開始以来8周年、5月4日からはTVアニメシリーズ第7期の放送、そして8月2日には劇場版最新作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の公開を控えており、まさに“ヒロアカイヤー”となっている。

　 “ヒロアカイヤー ”を記念して公開されたショートフィルムは、『僕のヒーローアカデミア』を放送する読売テレビのアニメーションセンターと東京ドラマ部がコラボして制作されたもの。監督を務めたのは、ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』、『オクトー』、『ブラックファミリア～新堂家の復讐』などをプロデュースした、読売テレビ東京ドラマ部の福田浩之。自身が脚本・監督した短編映画『変わらない。変われない。それでも、』は、ニース国際映画祭 2023において最優秀外国短編映画作品賞を受賞した。そんな福田監督オリジナルの脚本となる本作では、ヒロアカと共に成長した兄弟の姿が描かれる。音楽は、テレビアニメシリーズ『僕のヒーローアカデミア』の音楽を手がける林ゆうきが担当している。

　10歳になったハルト。弟カイトが生まれ、その心にはある想いがよぎる。その日からハルトはある行動に出る。不安な時、試合に負けたとき、フラれたときーー。ハルトの10年の成長のそばにはいつもヒロアカがあった。ハルトからカイトへ受け継がれた想いとは……。

　成長したハルトを演じるのは、第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『万引き家族』をはじめ映画やドラマで活躍中、さらに中国映画『最好的朋友』（邦題『ベストフレンド』）に唯一の日本人キャストとして参加し、主演を務めた城桧吏。まだ幼さの残る中学生のハルトを、第76回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作『怪物』やNHK大河ドラマ『光る君へ』の柊木陽太が演じている。

　ハルトを演じた城は「現在放送されているヒロアカも観ていますし、僕が好きな漫画の企画に携わることができて、とても嬉しく思っています。何度失敗しても何度辛いことがあっても、それに立ち向かっていく心の強さをどう表現できるのかを大切にしました」と喜びをコメント。幼いハルトを演じた柊木は、「“無個性”の緑谷出久の『“個性”のない人間でもあなたみたいになれますか？』という言葉がすごく印象的でした。周りからできないだろうと言われても、憧れを追いかけて努力をしようとする姿がとてもかっこいいなと思いました。僕は演じるにあたって、そのかっこよさをハルトの心の中に入れてお芝居をしました」とコメントを寄せた。

●コメント
・城桧吏（ハルト役）
この度、「僕のヒーローアカデミア」10周年記念ショートフィルムでハルト役を演じさせて頂きました。城桧吏です！　現在放送されているヒロアカも観ていますし、僕が好きな漫画の企画に携わることができて、とても嬉しく思っています。何度失敗しても何度辛いことがあっても、それに立ち向かっていく心の強さをどう表現できるのかを大切にしました。この作品には、ヒロアカの名言や心に刺さる言葉などがたくさん出てきて、とても勇気をもらえる内容になっていると思います。『Succession』是非たくさんの方に観て頂きたいです！

・柊木陽太（幼いハルト役）
「僕のヒーローアカデミア」連載10周年記念という特別な節目の作品に関わらせていただきとても嬉しいです。撮影前にマンガを読み、“無個性”の緑谷出久の「“個性”のない人間でもあなたみたいになれますか？」という言葉がすごく印象的でした。周りからできないだろうと言われても、憧れを追いかけて努力をしようとする姿がとてもかっこいいなと思いました。僕は演じるにあたって、そのかっこよさをハルトの心の中に入れてお芝居をしました。ハルトがショックを受けたときや怖いときなど、様々な物事に対して自分を自分で奮い立たせて必死に頑張る姿が伝わるように、ハルトを見て自分も頑張ろうと誰かが思うきっかけになればいいなと思いながら演じました。また城桧吏さんの中学生期を演じられるということも個人的に嬉しかったです。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
（文＝リアルサウンド編集部）