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「あれほどの苛立ちは記憶にない」リバプール指揮官クロップ、宿敵に完敗のショック払拭を誓う。逆転優勝へ勝点12が必須

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「あれほどの苛立ちは記憶にない」リバプール指揮官クロップ、宿敵に完敗のショック払拭を誓う。逆転優勝へ勝点12が必須(C)SOCCER DIGEST Web
 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、4月27日に開催されるプレミアリーグ第35節のウェストハム戦を前に会見に出席。悪夢の敗戦のショック払拭を誓った。クラブ公式サイトが伝えている。

 アーセナル、マンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げるリバプールは、24日に下位に沈む宿敵エバートンと敵地グディソン・パークで対戦。日本代表のキャプテン遠藤航は、2試合ぶりにベンチスタートとなったなか、0-2であまりに手痛い黒星を喫した。

 稀代の熱血漢は「エバートン戦の後ほど落胆し、苛立ったことは記憶にない」と振り返る。

「残念なことに、これまでの人生で多くの試合に負けてきたが、あれは特別だった。私たちのあるべき姿ではなかった。グディソン・パークは、リバプールが最もポジティブなフットボールをするのに最適な場所だとは言わない。このような試合では、戦う姿勢を見せなければならないが、少なくとも決定的なバトルでほとんど負けていた。本当に本当に酷かった」

 現在3位のリバプールは、首位のアーセナルと勝点3差、1試合消化の少ないシティとは2差で、逆転優勝のためにはライバルの敗戦を願うほかない。ただ、クロップ監督は、取りこぼしの可能性は低いと考えている。
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「『彼らがまだ我々を意識していると思う』とは言えない。アーセナルとシティは今、2強と見られているのは間違いない。彼らは公の場で別のことを言わなければならないかもしれないが、自分たちがこれから2試合、負けるとは思っていないはずだ。私もそうは思っていない」

 とはいえ、可能性が絶たれたわけではなく、下を向いている暇はない。今季限りでリバプールを去るクロップ監督は、在任9シーズンの集大成となる残り4戦で全勝を誓った。

「この2週間ほど、あるいはその一部について、私たちは素晴らしいとは言えなかった。(不調に陥る)タイミングが悪く、本当に申し訳なく思っている。今、我々はもう一度やり直す必要がある。あと4試合で、勝点12を獲得しなければならない。全てが欲しい」

 まずは8位のウェストハムを相手に確実に勝点3を掴めるか。ロンドン・スタジアムでも敗れるようなことがあれば、いよいよ今季終了だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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