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来栖りんが信じていること「自分の味方になってくれるのは結果だと思っています」

WEBザテレビジョン

5月22日(水)に、人気TVアニメ『転生したらスライムだった件 第3期』エンディング主題歌「Believer」を2ndシングルとしてリリースする来栖りん。その「Believer」のミュージックビデオでは、マンガ家を志し奮闘する女性を演じつつ、歌唱パフォーマンスも披露している。

■自分を認めてあげる自分がいないと壊れてしまう

「マンガを描いている私の後ろで、もう一人の私が歌っているシーンがあるんです。完成した映像を観て、あのシーンが本当だったらいいのになーって思いました。
私は周りが見えなくなるぐらい没頭する時間がけっこうあるんですけど、それが仕事に関わることだと『どうしてこれができないんだろう?』とか、プラスの感情だけではなくなって、壁にぶつかりながら家で作業をしていたりすることも多いんです。

だから、マンガを描くことに没頭している私を見守っているようなもう一人の私がいる、あのシーンが現実でもあったらなって。周りが見えなくなるぐらい一直線に没頭することも素敵だけど、ああいう私に切り替わる瞬間というか、自分を俯瞰で見て『頑張ってるね。でも、ちょっと休んだら?』ってコントロールできるようになったら、もっと素敵だと思うんです。そういう思いがあるので、あのシーンがお気に入りなんですよね。

マンガを描いている私を後ろで見守っているもう一人の私は、顔も穏やかで、何でも受け止めてくれるような雰囲気を出しているので、ああいう私が自分の中に住んでいたら、もっと楽だなと思います。やっぱり、自分を認めてあげる自分がいないと、壊れてしまうので。だから、もっとあのシーンのもう一人の自分みたいになれたらなーって」

ミュージックビデオに登場するマンガには、これまでもSNSや雑誌で披露してきた自身で考案したキャラクターが使用されている。

「マンガに使われているのは、私が描いているキャラクターをもとに美術さんが描いてくれたものです。最後の最後のカットに使われている絵だけ、私が自分で描きました。撮影現場で、『何か描いてもらっていいですか?』って言われて、その場で描いたものなんですけど(笑)」

■努力して結果を出せたら自分を認められるし、信じられる

「Believer」は“信じている人”という意味だが、新たな世界に飛び込んでちょうど1年が経つ彼女は今、何を信じて活動しているのだろうか?

「ちょっと冷たく聞こえる人もいるかもしれないんですけど、“結果”です。私は、『こんなに頑張った。でも、ダメだった』ではよくないというか。なので、どんなに頑張っても、できなかったらまたイチからやらなきゃいけないと思っています。

逆に、努力して結果を出せたら自分を認められるし、信じられる。それは、これまでにやってきた活動、過去に立てたステージ、出会ってきたファンの方だったり、みんなそうです。それらは、紛れもなく自分が努力をして手に入れたものだと思います。

成功した結果は絶対に次に活きるし、失敗した結果はそこを避けてこれからそうしていけばいいか。自分は、そういう結果のサンプル作りを大事にしています。

結果があれば、何かの壁にぶつかっても『あのときの自分はできたじゃん』って思うことであきらめなくて済むし、そういう意味で自分の手札として持っておきたいし、ないとやっていけないし、自分の味方になってくれるのは結果だと思っています」

そんな彼女は、思い悩むことがありながらも、こんな未来を信じて活動している。

「悩んだときに友達に相談すると、みんな『絶対に誰かが見ているから』って言ってくれるんです。
言われたときは、そんなことあるのかなって思うんですけど、今このお仕事に就かせていただいているのは、間違いなく“誰かが見てくれていた”から。

それって時が過ぎてみないと実感できないこともあるんですけど、今までの自分を振り返ると、実際にそうだなって思います。

だから、これからも今の自分を誰かが見てくれていた結果、何かが起こる未来を信じている部分がありますね。友達に言われても、余裕がないときは素直に受け入れられないことが多いんですけど(笑)」

■自分がやったものを形として残したい

彼女にとって、デジタルリリースではなく今回のシングルのようにCDという形でリリースされることは、とても大きなことだとも語る。

「自分が好きなことをして、その上でファンの方に喜んでもらいたい。そして、自分がやったものを形として残したい。これから先も、今回のシングルのように形として残していかなきゃいけないなと思っています」

形として残るという意味では、デジタルではなく紙で3月12日に刊行された2nd写真集『step by step』もまた、しっかりと“形になった結果”だ。

「昔から応援してくれるファンの方には、どこか懐かしいなとか、いつものりんちゃんだなと思ってもらえれば。最近になって私のことを知ってくださった方は、こういう一面があるんだなというか、こんな表情をするんだなとか、新鮮な目で見ていただけるんじゃないかと思います。
私自身もこれから節目で見返すような写真集になったと思ってますし、発売後もSNSなどを通じていろんな感想を見ていきたいですね!」

取材・文=大久保和則 ヘアメイク=田村直子(GiGGLE) スタイリスト=津野真吾(impiger)

 
   

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