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廣瀬俊朗氏、気候変動対策に提言「W杯の度に新しいスタジアムを作るのはやめよう」

TOKYO HEADLINE

 元ラグビー日本代表キャプテンで株式会社HiRAKU代表取締役の廣瀬俊朗氏が4月25日、都内で行われた「フェアトレード・ラベル・ジャパン」記者会見に登場した。

 5月のフェアトレード月間に開催される国内最大規模の啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2024」を記念し、今年のテーマ「気候変動」にフォーカスしながら、食や日常生活についての最新動向をリポート。気候変動の影響で2050年に食べられなくなるなるかもしれない産品として、ケニアのコーヒー農家、ドミニカのバナナ農家、ガーナのカカオ農家からのメッセージが伝えられた。

 廣瀬氏はNPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長の潮崎真惟子氏、モデルでアーティストのNOMAと共にトークセッション。生産農家からのメッセージを受け「ドミニカだけ行ったことがない」と述べた。

 その後、自身が訪れた体験を踏まえ「ケニアでは紅茶の農園の見学に行きました。手作業で丁寧に、しかも傾斜地だったので機械なども入りにくい現場で作られていることを目の当たりにした。気候変動の影響を受けてますます大変な状況になっている人々に、何かやっていかなあかんなということを感じた。日本の技術が役に立つことが多々あると思っているので、皆さんのビジネスの観点からも面白いし必要とされている」

「スポーツフェスティバルをやるために、最初に友人とガーナに行ってきた。ガーナは気候変動の影響がすごくあるなと感じ、洪水があって大変な時にも政府の支援が少ない印象を受けました。日当で生活している人たち、銀行の口座もない人たちがたくさんいる中で、そういう人たちをどうサポートしていくのかが大事」などと私見。

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 さらに、スポーツやカフェ事業に取り組む立場として「ラグビーで言うとワールドカップの度に新しいスタジアムを作るのはやめようというのがひとつ。スタジアムを作ることによる環境への影響がすごく大きいので、既存のスタジアムでどう工夫していこうかということは、少し前からスタートしている。また、スポーツの人が何かメッセージを出すと “そうやね” と感じてもらいやすいので、そういう意味でアスリートの役割は大事。カフェ事業ではバナナ農家さんを紹介いただいて、メニューの中でフェアトレードバナナを使っている」と提言した。

 会見では昨年のフェアトレード市場規模は211億円と、初めて200億円を突破したことが報告され、キャッチコピー「想像できる?【 】のない未来」を発表。キャンペーンアンバサダーの女子スキージャンプの高梨沙羅が動画メッセージを寄せた。

 
   

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