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THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERらライブで最高の思い出 タイのアーティストとアジアの熱気届ける

TOKYO HEADLINE


 大型音楽フェス『BEAT AX』の第3弾が5月3・4日の2日間、神奈川・ぴあアリーナMMで開催され、THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、そしてPSYCHIC FEVERのタイを中心に東南アジア圏で精力的な活動を展開しているLDH JAPANに所属する3組が、みなとみらいを、アジアの熱気でムンムンさせた。タイのインフルエンシャルなラッパーで3組のアジアでの活動も支えるF.HIROも現地のアーティストを伴って出演し、エキゾチックな雰囲気も味わえるイベントになった。

 濃厚でアツい2日間だった。2日で3公演、その締めくくりとなる4日の夜公演は、ステージの上も下も、アリーナも2階席も、オープニングから最後の一人が手を振りながらステージを後にするまで、テンションはアガりっぱなしだった。ステージからアーティストたちが何度も投げかける「盛り上がってますか!」もかき消されるほど。会場に居合わせた人たちみんなが最高のゴールデンウイークを楽しんだ。

 最終日は、ボーカル&ラップグループのWOLF HOWL HARMONYがオープニングアクトとして登場し「Frozen Butterfly」「Sugar Honey」の2曲を披露。ハーモニーとラップを心地よく組み合わせたパフォーマンスで早々に温めた。

 本編は、THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERが1曲ずつパフォーマンスして幕開け。それぞれ楽曲は、BALLISTIK BOYZはグループのシグネチャーともいえる「Animal」、PSYCHIC FEVERは最新曲の「Love Fire」、THE RAMPAGEが最新シングルで敢行中のツアーのテーマ曲でもある「CyberHelix」と各グループの”推し”ともいえる楽曲で個性と魅力をさく裂させた。

 イベントは、グループの壁を超えてメンバーが持ち込んだ懐かしい写真についてトークしたり、二人三脚でどちらが先にゴールできるかといったミニゲーム企画を挟みながら、各グループがそれぞれの今を凝縮したライブパフォーマンスを披露するという構成だ。

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PSYCHIC FEVER


 最初にライブパフォーマンスを披露したのはPSYCHIC FEVER。

 ライブ前のトークで「この時間が大切な時間になるように、最高の思い出になるように盛り上げさせていただきます」と渡邉廉が話していたが、冒頭から人間の本能に呼びかけるようなエキゾチックな「Up and Down」で会場内の空気をビリビリさせ、「HABANERO」ではそれをメラメラさせる。途中、小波津志は「リハーサルから眠れないぐらい楽しみにしていた」と明かし、「今日1日のエネルギーを使っていただきたいなと思います。みなさん、ついてこられる準備はできていますか?」。そして、やってほしいことがあると、次にパフォーマンスする「Bitter Sweet」のサビをアカペラで歌いながらオーディエンスに手の振りかたをレクチャー。完璧な仕上がりの客席の状態に笑顔を浮かべた。切ないラブソングを歌いはじめると、MC前の熱気はどこにいったのか、会場に涼しい心地よい風が吹き抜けた。ラストは「みなさん、一緒に歌って!」と「Just Like Dat」で締めくくり。小気味よいリズムに合わせて振られるフラッグで客席は緑色に波打った。

 PSYCHIC FEVERはまもなく最新ツアーをスタートする。アジアでの開催も含まれたアジアツアーだ。小波津は「僕たちならではの熱量を感じ取っていただけるライブになりますのでチェックしてください!」とアピールしていた。

MA55IVE THE RAMPAGE

 最後に出演が発表されたMA55IVE THE RAMPAGEは2番目に登場。THE RAMPAGEのパフォーマー5人、LIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀によるヒップホップユニットで、1週間前のクラブでのライブも大盛り上がり。本イベントでのライブも同様だったという。

 割れんばかりの歓声を浴びながら登場した彼らが用意したのはアゲ&攻めのセットリスト。冒頭の「No.1」から見る限り会場は総立ち状態。「フー!」「イェーィ」と、いつもの「キャー」とは別の低めの歓声が響く。凄みのあるパフォーマンスで圧倒するも一転、MCではメンバーは「MA55IVE THE RAMPAGEでーす」「こんにちは」「こんにちは」とそれぞれ挨拶。山本が「僕らのゴールデンウイーク、これで終わっちゃう!ぐらい楽しみだったんですけど、みなさんはどうですか?」。すると、神谷と浦川で「あっちサイドに負けないぞ!」「こっちサイド負けてられないという話ですよ!ゴールデンウイークに日本中で一番ここをアツい場所にする準備できてますか?」と会場の左サイド右サイドで対決。「じゃあ真ん中を……」と促されたLIKIYAはハハッと笑うと「真ん中とかこっちとかじゃなくて全体でひとつになりたい。 Are you ready everybody?」。そしてそのながれで「Wild Boy」へ。最新曲にも関わらず、客席も「オーオオオオー」と一緒に声を合わせた。その後、もはや合図ともいえる山本のあおりに続いて「RIDE OR DIE」。メンバーはステージの左サイド、右サイドと移動し、ジャンプしたり、マイクにかみつくように言葉を吐く。それがまたエンジンとなって、オーディエンスは縦方向にヒートアップ。彼らが最初に世に放った楽曲「Determined」でこれ以上はないと思った盛り上がりを更に押しあげると、ステージを後にした。

 BALLISTIK BOYZは、MA55IVE THE RAMPAGEがライブハウスにいるかのような雰囲気に変えてしまった会場を、瞬時に自分たちの色に塗り替えた。

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