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ビジネスシーンでの「方言」どう思う? 「標準語にすべき」「方言でも問題ない」意見真っ二つ! マナーコンサルタントの見解は

オトナンサー

 気を付ける必要があるのは、メールや文書など、文字でコミュニケーションを取るシーンです。この場合、その方言がどういう意味なのか、相手はすぐに回答を得ることができません。また、文字でも残ってしまいます。

 ビジネスシーンでは、誰もが知っている理解しやすい言葉で伝えることもマナーの一環です。ただし、同郷であったり、その地方で会話をして互いに理解し合えたりするのであれば、使用しても問題にはならないでしょう。皆さんもおっしゃっているように、「使い分け」をなさるとよいですね。

 春は、地方から首都圏(他、標準語を話すエリア)に移り住み、新しい職場で働き始めたという人が多い時期かと思います。

 マナーは、互いに思いやる気持ちで成り立ちます。方言のある人は、標準語で話すように意識をし、それに使い慣れていかれるとよいのではないでしょうか。一方で、方言を使われて意味が分からなかったら、それを伺い、「存じませんでした。◯◯は△△という意味なんですね。勉強になりました」と前向きな捉え方をして差し上げることもマナーです。マナーは、相手に恥をかかすことのない配慮でもありますから。

 私も上京当時は、方言やイントネーションの違いから、話すことに対して恐怖心を抱いていた時期がありました。それを指摘されて落ち込んだこともありましたが、温かく受け入れていただきながら、怖さを払拭し、コミュニケーションを取り続けました。地方から首都圏に移り住んだ人の立場に立った思いやりのマナーによって、相手を勇気づけることや、人生を前向きにして差し上げることができるでしょう。

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