こども警察が“左利き”を取り締まる──! 「犬猫」「人のセックスを笑うな」「ニシノユキヒコの恋と冒険」の井口奈己監督が新たに撮り上げ、第36回東京国際映画祭NIPPON CINEMA NOW部門に出品された「左手に気をつけろ」が、6月8日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開。予告編が到着した。
20XX年。世界には左利きを媒介するウイルスが蔓延し、こども警察による厳しい取り締まりが行われていた。神戸りんは失踪した姉を探す中で“運命の人”と出会い、「世界を変えていく」と意気込むが……。
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《井口監督の短編「だれかが歌ってる」(19)の、こどもが暴れる映画》を金井久美子、金井美恵子が提案したことで、制作がスタート(金井姉妹は今回エグゼクティブ・プロデューサーを務める)。宮崎県でのワークショップ〈こども映画教室〉を捉えた井口作品「こどもが映画をつくるとき」(21)に続き、子どもたちの予測不可能で愉快な行動、ならびに幼稚な倒錯と暴力が広がっていく、大胆かつ軽やかでパワフルな冒険映画に仕上がった。
公開時には「だれかが歌ってる」も併映される。まとめて楽しみたい。