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青森ワッツの新オーナーはメルコグループに決定…存続危機を脱出「笑顔を届けてまいります」

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青森ワッツの新オーナーはメルコグループに決定…存続危機を脱出「笑顔を届けてまいります」(C)バスケットボールキング

 4月23日、一時“クラブ存続危機”に陥っていたB2の青森ワッツは、株式会社メルコグループが新オーナー企業に決定したことを発表した。

 青森は今年2月に筆頭株主だったANEW Holdings株式会社が破産手続きを開始する事態となり経営難に。クラブの経営破綻を回避するには、運転資金5000万円を調達する必要があり、応援金口座の開設、応援ステッカーを販売するなど、パートナー企業にも支援を募っていたが、4月19日に「運転資金5000万円を確保できる見通しが立ちました」と、事態が好転したことを公表。

 この日、株式会社メルコグループをオーナーとした新経営体制に移行することが発表され、Bリーグ理事会で「継続審議」とされていたB2クラブライセンスも交付されることが決まった。

 株式会社メルコグループ(東京都千代田区)は、食品事業のシマダヤや、デジタル事業のバッファローなどを展開するメルコホールディングスの親会社。昨年7月には経営状況が悪化していた男子バレーボール・VC長野トライデンツを支援し、スポーツチーム経営に参画している。

 青森ワッツの運営会社である青森スポーツクリエイション株式会社の北谷稔行代表取締役社長は、ファンも含めたクラブ関係者へ感謝しつつ、「青森ワッツは2024-25シーズンもB2のステージで戦えることになりました。島田チェアマンも奇跡と言ったくらい多くの方からの支えがこの結果につながっています。これからしっかりと恩返ししていき、地域の皆様や青森ワッツに関わる方々に多くの笑顔を届けてまいります」とコメント。今後は代表取締役社長を退き取締役としてクラブに携わることになり、「青森ワッツに関わる全ての皆様、これからもまだまだ続く青森ワッツをどうぞよろしくお願い申し上げます」と、さらなる後押しを呼びかけた。

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 また、同日に別会場で行われたメディアブリーフィングに出席したBリーグの島田慎二チェアマンは、Bリーグファンをはじめ、地元やクラブ、リーグ関係者など、あらゆる角度からクラブ存続への協力があったことに言及し、「みんなが一丸となって起こった奇跡」と、青森の存続危機脱出劇を表現。「ワッツが当たり前に存続しているわけではないんだ、という地元の人たちの声を直接聞きましたし、私も感じています。スポーツクラブは、いつ何時、何があるかわからない。みんなで公共財として大事にしていかなきゃいけないという意味では、“雨降って地固まる”じゃないですけど、これを契機に新しいオーナーもついて、いい形で進んでいくことを期待しています」と、コメントを寄せた。

 
   

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