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たばこ一箱4200円のイギリス、2009年生まれ以降への紙巻きたばこ販売が禁止へ 今年後半にも法案成立か

ABEMA TIMES

━━今回の法案は、あくまで販売の禁止であり、吸うことはできるのか?

「2009年以降に生まれた人たちへの販売禁止であり、たばこの所持や喫煙は違法ではない。他国で合法的にたばこを購入し、それをイギリスに持ち帰ることも認められている。一方、合法的に買える年代の人が、代わりに買ってあげることは犯罪となる見込み」

━━なぜ、紙巻きだけを対象にするのか? パイプや電子タバコは?

「まずは紙巻きたばこからスタートし、今後、電子タバコなども規制の対象が広がる可能性もある」

━━そもそもイギリスのたばこ事情は?

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「実は、喫煙者の数は減少傾向にある。2022年の地点で紙巻きたばこの喫煙者は18歳以上の12.9%であり、過去10年で3分の2ほどになっている。ただ電子たばこも含めた喫煙率は、体感としてはもっと高い」

━━法案はスナク首相肝いり政策とのことだが、なぜ力を入れている? たばこを将来的にどうしたいのか?

「とにかく喫煙者の数を減らしたい、若者がたばこを始めることを阻止したいという考えだ。原因の一つは、医療崩壊。イギリス政府は、喫煙が積み重なったことを起因とした病気によって、医療機関を受ける人が多いとして、喫煙が医療のひっ迫の要因の一つと指摘している。イギリス政府は『30歳になる前に辞めた人は、寿命が10年延びると推定されている』とも指摘している」

━━反対の声は上がっているか?

「販売が禁止されることで、たばこの闇市場を生み出すという懸念もある。さらに、トラス前首相などは人権の問題を指摘していて、『たばこを買うか買わないか選択できる権利を奪う』などと主張している。『店頭での年齢確認が面倒になる』という声もある」

━━たばこ農家、工場など雇用への懸念は?

「業界団体は、将来の販路を失うわけで、当然反対している」

(ABEMA/倍速ニュース)

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