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いわれてみれば“謎文化”…「とりあえずビール」はいつから始まったのか

幻冬舎ゴールドオンライン

RECCOOが運営する「サークルアップ」では、Z世代の調査を行っており、その中で「大学生のビール離れ」に関する調査結果が報告されています。

この調査結果によると、最近の大学生の間では、最初の1杯として「レモンサワー」が人気だとわかりました。しかも第2位は「そもそも飲まない」という意見で、「生ビール」は第3位となっています。

たしかに、ビール離れが進んでいるという意見もあるのですが、一方で、全体の52%はビール離れが進んでいないという意見のようです。その理由としては、「周りの友達は結構飲んでいる」「友人がビールを飲んでいる動画をSNSに上げている」「1杯目はビールを飲みたいから」などがありました。

こうして結果からもわかるように、若者の1杯目は多様化しているものの、ビールの人気は相変わらずあるということがわかりますね。

「Z世代」(1990年代半ばから2010年代の序盤に生まれた世代)の間で、最初の1杯目が多様化する傾向があるそうです。合理的な考え方をしたり、個人の価値観を重視したりする彼らに、「とりあえずビール」という文化はなじまないのかもしれませんね。

Q. 最初の1杯は、ビール以外にどんなものが飲まれているのですか?

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⇒A. 過去の調査では、ビールの他に発泡酒や第三のビール、チューハイ、サワー、カクテルなどが人気のようでした。けれど最近では、いきなりハイボールを飲む人もいたりして、むしろいろいろな選択が可能になっているといえそうです。もちろん各社の宣伝戦略が功を奏している場合もありますが、飲み会などの場でも、個人の好みを反映しやすい時代になっているともいえるかもしれません。

Q. ハイボールはなぜ人気になったのですか?

⇒A. ハイボールは、ウイスキーをソーダで割ったカクテル。ビールと比較すると、味にブレがなく、飲みやすいのが人気の理由だと考えられます。また、アルコール度数を調整することもできるので、「早く酔いたい」「あまり酔いたくない」など、ユーザーの意向を加味しやすいのも人気の理由かもしれません。ビールとハイボール、どちらも楽しめるようになるとお酒のバリエーションも豊富になりますね。

藤沼 正俊 
株式会社PERFECT BEER代表取締役 
キリンビールマーケティング株式会社(現・キリンビール株式会社)に勤務後、クラウドファンディングで資金を募り独立起業。2021年にビール専門店「PERFECT BEER GARDEN TOKYO」を東京の門前仲町にオープン。現在は直営店4店舗、フランチャイズ店11店舗まで事業を拡大させている(2024年3月現在)。

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