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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』重田智が明かすCG制作の挑戦 新機体のモデリングに一苦労

シネマトゥデイ

Q:20年間「ガンダムSEEDシリーズ」に携わっている重田さんですが、20年前から変わらず意識していることはありますか?

 「ガンダムSEEDシリーズ」はある意味リアル志向で独特のジャンルだと思うんですね。『SEED』の実作業が始まった2001年ごろ、福田監督に「どんなイメージのガンダムにするのか」と話をしていた時に「メカは子供たちが喜んで観てくれたらいい」と話していて、(メカ描写に対する意識は)未だにそれをベースにしています。すでに「ガンダム」というジャンルはテレビシリーズとは別に、ビデオ作品もあり、ストーリーや世界観、メカ描写や情報量などが大人たちの鑑賞に堪えるように作り込まれていました。

 では『SEED』ではどんなことがやりたいのかと聞いた時、「ストーリーは『ガンダム』だから人類同士の戦争という展開で、キャラクターは以前の『ガンダム』ファンとは違う層、これから新しく観てくれる人を捕まえたい」と女性層にも支持されるようなキャラクターという感じで明確になっていました。メカについては「幼稚園生や小学生が観て喜んでくれればいい。勇者シリーズみたいな描写でいいんじゃないか」とお話しされていて、自分もテレビシリーズという時間や予算、参加してくれるクリエイターに制限があるのであれば「その方向性でやります」と、その姿勢は未だに変わっていないと思います。『SEED FREEDOM』は劇場作品なのでもう少し大人っぽくといった方向ではなく、テレビシリーズではやり切れなかった部分を補い、お金を払って映画館に観に来てよかったと思える映像をと思っていました。『SEED』的な意味でのグレードアップした感じをなんとか出せればいいかなと考えていたので、CGチームには少し(かなり? な)無茶ぶりだったかもしれませんね。

(C) 創通・サンライズ

Q:最後に、「ガンダムSEEDシリーズ」ファンに向けてメッセージをお願いします。

 時間を割いて交通費を払って映画館に行き、お金を払って鑑賞することは、受動的にテレビや配信で観ることとは異なり、ものすごく能動的で自主的な行為だと思うので、何度も何度も観てくれることは本当にありがたいことです。制作側としては、制作過程や完成したクオリティに対して忸怩(じくじ)たる思いもありはするのですが、みなさんが合格のハンコを押してくださっていると思っていますので、内心ホッとしましたし、今の時代に制作した意味はあったと思っています。改めて、観てくださっている方々へ「ありがとう」と伝えたいですね。

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