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糸島はささやかな幸せが続いていくことが素晴らしいことと実感できる場所、「第2回未来フェスいとしま」レポート

ガジェット通信

▲「魅力的なまちとは、面白い人がいるまち」と語るのは竹浦広紀さん。

糸島の基幹産業である農業を担う広紀さんは、世界各地を転々とするなかで、多様性のある人たちが集まった場所の面白さに気がついたそう。

例えば“お医者さん”、“九大生”、“農家のお爺さん”、“電気工事のおじさん”、“売れない芸人”と、普段は交わることのない人たちが、意図しなくても出会える場所を糸島に作り、様々なものが生まれる街にしていきたいと語りました。

▲「何気ない風景が驚きに満ちている」と語るのはチュ・ポラムさん。

ポラムさんは糸島に住んで約半年。朝起きて玄関を出て、朝露でキラキラした植物や糸島の美しい風景を味わったり、青々しているところ麦畑の色がだんだんと変わっていくのを見て、季節の移ろいを感じるのが最高の贅沢だそう。

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最近では、お隣に住んでいる仲の良いおじいちゃんに「食べにおいでー」と呼ばれ、浅漬けやたまご粥を食べながらハッピーな朝ごはんタイムを楽しんでいるとのこと。

ご飯を食べにおじいちゃんの家の庭先に「おじゃましまーす」と入っていくと、おじいちゃんの愛犬が熱烈に出迎えてくれたり、ご飯のお返しにマッサージをしたりしているなかで、東京で暮らしていた時には考えられない家族のような繋がりが自然と生まれ、それが糸島で暮らす魅力であると語りました。 

▲「糸島は歴史的に重要な場所。しかし市民の人たちにあまり知られておらず、活用もされていないのは残念」と語るのは河合修さん。

市役所で文化財を担当し、以前は博物館でも働いていた修さんは、現在外から見た糸島の良さが“映えるスポット”や“綺麗な場所”ばかりになっていることの危機を覚え、歴史や文化財の良さを、どうすればまちづくりに活かしていけるかを考えているそう。

登壇中の「糸島の本当の美味しいところを知ってほしい」という言葉が非常に印象的でした。

▲「糸島でまちづくりができる、こんな幸せなことはない」と語るのは前述の平野友康さん。

元々はソフトウェア開発などを専門とするテクノロジー系の職業でしたが、昔から新しい文化を作りたいと思っていたそう。

そんな中で縁あって糸島に出会い、実際に過ごしていく中で、友達や仲間がどんどん増えていき、気がつけば糸島のことが大好きになってしまうと同時に「まちづくりこそが今の時代で一番最先端のクリエイティブなことであり、幸せで素晴らしいこと」と確信したそう。

登壇中の「糸島では、ささやかな幸せが続いていくことが素晴らしいことと実感できる」という言葉が、非常に印象的でした。

▲「子ども達にどういう世界を当たり前として見せていくかを考えてきた時に糸島に移住した」と語るのは中間雄大さん。

普段は放送局で仕事をしている雄大さんは、縁あってレウォンさんのプレゼンテーションを見て糸島サイエンスヴィレッジ(SVI)のことを知り、実際にまちづくりに関わる人達と交流し、関わっている人たちの熱い想いに驚いたとのこと。

実際に糸島で過ごしていく中で“地元の美味しい食べ物”や“四季の移ろい”、“心地よいコミュニケーション“など、外からはキラキラして見える要素が、いろいろな想いが重なって紡がれていると気がついたそう。

将来自分の子どもの故郷となっていく糸島に対し、自分ができることをしたいと、自らもまちづくりに関わることにしたと語りました。

▲どの登壇者もトークに熱量があり、参加者達も熱中していました。

▲会の後半に催された交流会では、老若男女の垣根を超え、和気藹々と様々な意見交換がされていました。

Photo by 中村 祥一

(執筆者: edamame/えだまめ)

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