「コラーゲン豊富な、なまこです。菊地さんはそれまでなまこを調理したことがなく、試行錯誤の末、『酢みそあえ』が山本選手のいちばんのお気に入りになったといいます」(前出・スポーツ紙記者)
その一方で、山本はピーマンが大の苦手。だが、菊地さんは栄養バランスを保つため、ある工夫でピーマンを食べさせているという。
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昨年3月2日、茨城県神栖市で行われたアスリート向けの料理講習会に講師として菊地さんが招かれた。同市はピーマンの生産量日本一で知られる。スポーツツーリズム推進室の担当者はこう語る。
「作っていただいた料理の中で最もおいしいと好評だったのが『鶏ハムのピーマン醤油ダレ』でした。味つけに使うピーマン醤油ダレはピーマンをペースト状にすりおろして作る醤油ベースのタレ。顔を近づけてやっとピーマンの風味をちょっと感じる程度なので苦手な方でも食べやすいと思います」
苦手な食材でもおいしくする菊地さんも、まさにゴッドハンド!