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芳根京子、11年ぶりの木曜劇場出演に喜び 「ヒロインでこの枠に出ることになるなんて」

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芳根:所作をやりながらセリフを成立させるのはなかなか大変ですが、「やるぞ!」と燃えています。頭を使いながらお芝居をしている感覚があるし、「うわー! 嫌だなー!」とも思ってしまうんですけど、観ている方に不慣れだと思われないように頑張りたいです。

ーー現場の雰囲気を教えてください。

芳根:重いシーンや辛いシーンが多い分、現場は明るいです。作品のテイストからは考えられないくらい、明るくて活気のある現場だなと。「明るくしよう」という気持ちが、キャストにもスタッフさんにもある気がしています。

●赤楚衛二との演技は「良いキャッチボールができているなと感じる」

ーー赤楚衛二さんとは2015年放送の『表参道高校合唱部!』(TBS系)以来、9年ぶりの再共演ですね。当時の印象を覚えていますか?

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芳根:9年前は初めての連ドラ主演ということで、右も左もわからず、とにかく必死すぎました。だから、クラスで撮影したときのことをちゃんと覚えておらず、人見知りだったこともあって、赤楚さんとも話せていなかった気がするんですよね。ちゃんと会話をしたのは、今回が初めてな気がします。

ーー今の赤楚さんの印象は?

芳根:その瞬間の感覚を大切にされていることがすごく伝わってくる方だなと思っています。お芝居をしていて、良いキャッチボールができているなと感じる瞬間が多いんです。撮影の合間には、赤楚さんも私もサウナが好きなので、サウナの話をしたり、おいしいごはんやさんの話をしたり、他愛のない話をしています。

ーー以前、本作について赤楚さんにインタビューした際に、芳根さんとの共演は「緊張する」とおっしゃっていました。

芳根:え、本当ですか!? 赤楚さんから緊張を感じたことが1回も無いので驚きです(笑)。この間なんて「年下なんだ! 同い年くらいだと思っていた」と言われたくらい。赤楚さんが演じる海斗も大変な役なので、気楽に話してくださっているなら、嬉しいですね。

ーー錦戸亮さんの印象はいかがでしょう?

芳根:初めてお会いしたのは20歳のときだったと記憶しています。その後も、バラエティで何度かお会いしたことがあって、そのことをお話ししたところ、「覚えてるよ!」って言ってくださって、すごく嬉しかったですね。ただ、お芝居でご一緒させていただくのは初めてなので、すごく楽しみです。

ーー芳根さん演じる陽月は、赤楚さん演じる海斗、錦戸さん演じる郁弥に心が揺さぶられる役ですね。

芳根:すごく贅沢な立ち位置だなと思いながらやらせていただいております(笑)。

ーー海斗と郁弥、それぞれの良さを教えてください。

芳根:海斗も郁弥も違った安心感がある役だなという印象です。海斗は一緒にいるときにありのままでいられるような存在。心からの安心を得ることができて、陽月というキャラクターを通して海斗といるときの自分が好きなんだろうな、素直でいられているんだろうなと感じています。一方で大友先生(郁弥)は、やっぱり大人なんですよね。陽月を支えてくれていて、どんなに甘えようとも、どしっとぶれずにいてくれるような存在。だからこそ、陽月は「本当にこれでいいのか」と葛藤を感じてしまうんだと思います。ただ、ストーリーを追うごとに、陽月が大友先生に惹かれていく理由がだんだん明らかになっていくので、観てくださる人たちも腑に落ちていくんじゃないかなと。

ーー今回のドラマが放送される“木10”枠は芳根さんが女優デビューした枠でもありますね。改めて、ヒロインとして凱旋してきたお気持ちを教えてください。

芳根:11年前は、無知ゆえの強さがあった時期ではあったのですが、まさか自分がヒロインでこの枠に出ることになるなんて思ってもいませんでした。それどころか、いつまで続けられるか不安に思っていましたからね。

ーー当時を知るスタッフさんとは再会しましたか?

芳根:はい! 今回改めて、当時のプロデューサーさんと湾岸スタジオで再会できたことがすごく嬉しくて。「自分のやってきたことは、そこまで大きく間違っていないぞ」と自信にも繋がりました。

ーー最後に、改めて本作の見どころを教えてください。

芳根:誰が理事長の椅子に座るかで終わりではなく、海斗も郁弥も陽月も乗り越えなきゃいけない壁が非常に多いキャラクターです。演じていて何章も続いている感じがするので、区切りながら考えるようにしているくらい。情報量も多く、スピーディーなので、毎話観ている人を飽きさせない作品になっていて、ぜひ連ドラならではの、続けてみるおもしろさを楽しんでほしいです。
(文=於ありさ)

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