妹である皇太后・藤原詮子(吉田羊)を退け、一条天皇(塩野 瑛久)の外戚として権力をほしいままにする藤原兄弟の長兄・藤原道隆(井浦新)。
次兄の藤原道兼(玉置玲央)は後継者争いに敗れてやさぐれ、異母兄の藤原道綱(上地雄輔)は頼りにならない……道隆の暴走を止められず、忸怩たる思いを抱える藤原道長(柄本佑)は、甥の藤原伊周(三浦翔平。道隆長男)に弓競を挑まれました。
伊周「怖気づかれずともよろしいではありませんか、叔父上」
最初は手加減してやっていた道長。しかし互いに願掛けをしながら矢を射たところ、道長が勝利して文字通り一矢報います。
一方、まひろ(紫式部/吉高由里子)は弟の藤原惟規(高杉真宙)が晴れて擬文章生となったことを素直に喜べません。
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気晴らしに妹分のさわ(野村麻純)と石山詣でに出かけ、ベストセラー?エッセイ『蜻蛉日記』の作者・藤原寧子(右大将道綱母/財前直見)と出会ってテンションが上がります。
しかし自分の知らないところで何かあり、さわを傷つけてしまったようで……そんな第15回放送「おごれる者たち」でした。
それでは今週も、気になるトピックを振り返っていきましょう!
正暦2年(991年)から正暦4年(993年)……すっ飛んだ2年間を補足
字幕「正暦四(993)年」
ナレーション「2年が過ぎ、摂政・道隆のもと、道兼は内大臣に、伊周は、道長と並ぶ権大納言に。道綱と公任は、参議となっていた」
道長に励まされ、道兼が泣いていた直前のシーンから2年の歳月が流れました。