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実はかなり高い教養があった紫式部の弟・藤原惟規。詠んだ和歌に見える彼の才能【光る君へ】

Japaaan

NHK大河ドラマ「光る君へ」、皆さんも楽しんでいますか?

ヒロイン・まひろ(紫式部)の弟として登場する藤原惟規(のぶのり)。幼少期から姉と比べられ、学問についてはさっぱり才能がないかのように描かれています。

しかし惟規は少内記として詔勅などの起草はじめ朝廷の記録官として活躍しました。

正七位相当の微官ながら能文・能筆の者が任じられたことから、決して無能ではなかったはずです。

その後も兵部丞(ひょうぶのじょう)や六位蔵人(ろくいのくろうど)、式部丞(しきぶのじょう)を歴任するなど出世しました。

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エリート貴族の子弟たちに比べて出世が遅いのは家柄の影響が大きく、本人の能力とはほとんど関係がありません。

また、藤原惟規は歌集『藤原惟規集』が伝わっています。これは自分で作ったのではなく、後世の人間が作った傑作選です。

(もし自分で作っていたら、ちょっと恥ずかしいですね)

和歌を巧く詠むには相当の学識を必要としたため、惟規の高い教養が判ります。

さて、今回は『藤原惟規集』より、おすすめ五首を紹介。果たして大河ドラマ本編で、詠まれることはあるでしょうか。

人知れぬ思いを煙に乗せて……。

人しれず 思ひを身こそ 岩代の
野やくけぶりの むすぼほれつゝ

※『藤原惟規集』(三)

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