●10.5度、9.5度を試打した結果の印象は?
「僕の印象としては、この『パラダイム Aiスモーク MAX FAST』の10.5度と9.5度の違いは、今までの他のモデルの10.5度と9度ほどの違いはなく、ちょっと打ち出しが低いとか、ちょっとつかまりを抑えてくれるとか、そのくらいでほとんどないと思います」と小島プロ。
ちなみに、同じヘッドスピードで打って、弾道の数値が殆ど変わらないのなら、ヘッドスピード38m/s前後のゴルファーなら、『10.5度』と『9.5度』のどちらも選択できると考えられるが、これはちょっと違うようだ。
小島プロは「癸生川プロのようにインパクトゾーンでのフェースの向きと振っている方向をコントロールできるプレーヤーは、10.5度も9.5度も同じような再現性の弾道が打てるけれど、10.5度が9.5度になったときに多少なりとも違和感を覚える人はかなりいて、こういう人は打ち方が変わってしまうので、ロフト角を立たせたクラブ選択には注意が必要」という。9.5度をヘッドスピード38m/sのスピード帯で打った場合、スピン量が不足して球がドロップしてキャリーが伸びないというケースも考えられる。その場合、「インパクトでシャフトのしなり戻りが強く、ダイナミックロフトが25度とか26度つく人なんかは9.5度をチョイスしたほうがいいとも言えます。自分が実際にどのように打っているかによって、ロフト角が決まるということです」と小島プロは結論づける。
みんなのゴルフダイジェストのYouTube「みんゴル試打班『ガチギアトラック』」では、このキャロウェイ『パラダイム Aiスモーク MAX FAST』の10.5度の試打を、アマチュアゴルファーの平均的ヘッドスピードの38m/s前後で、フェースのトウ側(15ミリ以上)とヒール(15ミリ以上)でオフセンターヒットしたときの弾道への影響などに関して検証し、このクラブがどのようなタイプのゴルファーに向いているとのアドバイスをしているので、動画を確認してクラブ選びの参考にしてもらいたい。
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THANKS/アコーディア・ゴルフ 技術研究所