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「体が潰れてしまうくらい苦しくなってしまい…」堂本剛『ソメイヨシノ』『春涙』に込めた“春と桜への想い”

COCONUTS

春、桜というと一般的には明るいイメージを抱きがちですが、堂本さんも「こういう曲を書くと、暗い歌というイメージになったり、『桜の季節だからもっと明るい歌を書いてほしい』といろんな人が思ったり、言われたりもします」と明かします。

一方で、様々な境遇の人々に寄り添う堂本さんは「それを作る側がずっとしていると、桜を見て苦しかったり悲しんでいる人たちに、本当に奥深く寄り添う曲が生まれないような気がしました」と自身の思いを口にします。

「良い意味で、たくさんの人たちが何も考えずに楽しんで聴けたり、幸せな気持ちになって聴けたりする曲を書いてらっしゃる方はたくさんいらっしゃるので、そういう人たちにそこはお任せして」と述べた後、次のような言葉で、今後も様々な人々に寄り添う姿勢を欠かさないことを宣言しました。

「自分は周りに色々と言われたとしても、僕は『こういう桜の歌を書きたい』、『こういう気持ちに寄り添いたい』とかを思って、その気持ちを優先して書く。そういうアーティストでありたいと思っています。この『ソメイヨシノ』という楽曲も、『春涙』という楽曲も、切ないけど苦しいけど、でもすごく温かい、愛情に溢れた楽曲だと僕は認識しています。歌詞の中にあるような経験をされた方だと、その意味をより深く理解してもらえるのかもしれません」

ネット上では、「桜に寄せる気持ちは人それぞれやなぁ、始まりや別れ」や、「この曲を春に聴くと一面の桜の情景が浮かびます」など、それぞれの風景を思い浮かべているリスナーが多いように感じました。

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加えて、「私の母が亡くなったのも春で桜吹雪がとてもとても綺麗だったのでソメイヨシノを聞くと母を思い出すよ」など、堂本さんの楽曲が胸に響く背景を明かすリスナーも見られました。

一般的に「春=桜=明るい」といったイメージが浸透していますが、人それぞれの経験で、春に切なさや悲しさなどの感情を覚える人々もいると主張した堂本さんからは、数々の人々への優しさを欠かさない“らしさ”のようなものが存分に感じられました。

そのような思いを楽曲に活かしているからこそ、堂本さんの楽曲は心に響くものがあるのかもしれません。

【番組情報】
堂本剛とFashion&Music Book
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20240406220000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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