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【大阪杯】不安材料なしのリカンカブール 「関西馬」「前走2000m」など複数好データに合致

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【大阪杯】不安材料なしのリカンカブール 「関西馬」「前走2000m」など複数好データに合致(C)SPAIA

☆その他
そのほかで気になったデータを挙げてみる。まずは毛色。鹿毛か栗毛しか勝っていない。続いて前走人気について。馬券に絡んだ21頭中、18頭が前走で3番人気以内に支持されていた。馬体重のデータを見ると前走520kg以上で出走していた組は好走率の高さが目立っている。他では、前走9着以下だった馬はすべて連対していなかった。


一気に頂点へ! リカンカブール

大阪杯のデータをまとめてみよう。

【好走率アップ】
A「牝馬、GⅠ実績があればなおよし」
B「5歳馬」
C「前走で先行」
D「前走2000m戦」
E「鹿毛か栗毛」
F「前走3番人気以内」

【勝ち馬なし】
G「6歳馬」
H「前走2200m戦」

【連対馬なし】
I「美浦所属の牡馬、セン馬」
J「7歳以上」
K「前走1600m戦」
L「前走9着以下」

近年の傾向や連対率の高さから、まず目がいくのは牝馬の存在。特にGⅠで好走歴がある馬は要チェックだ。今回の登録馬で当てはまるのは、スタニングローズ(22年秋華賞1着)、ハーパー(23年オークス2着)、そしてルージュエヴァイユ(23年エリザベス女王杯2着)の3頭だ。

スタニングローズはこれまで連対馬が出ていないK「前走1600m戦」とL「前走9着以下」に、ハーパーもL「前走9着以下」に該当している。ルージュエヴァイユも勝ち馬が出ていないH「前走2200m戦」だが2着馬は出ているので、相手候補として残しておきたい。

今年は牡馬が勝つ年になりそう。といっても美浦所属の牡馬はこれまで連対馬が1頭も出ていないのだから、栗東所属の牡馬に絞りたい。

栗東の牡馬でプラスデータを2つ以上持ち、かつ連対馬が出ていないデータに当てはまらないのは、プラダリア(BCEF)、ベラジオオペラ(EF)、リカンカブール(BCD)、ロードデルレイ(DEF)の4頭だ。

ロードデルレイは前走がリステッド競走の白富士S。過去7年で馬券に絡んだ21頭はすべて前走が重賞だったが、重賞以外から挑んだ馬は2頭しかいないので、データで弾くほどのサンプル数はない。ただ、強調しづらい上、登録の時点で除外対象なので今回はノーマークとする。

残った3頭のうち、プラダリアとベラジオオペラは勝ち馬が出ていないH「前走2200m戦」組で本命にしづらい。2、3番手とする。この2頭ならプラスデータを4つ持つプラダリアを2番手にしたい。

残ったのはリカンカブール。中山金杯からの臨戦はGⅠ昇格後だとこの馬が初になる。大阪杯は前走香港Cや有馬記念など、今年初戦の馬も勝っており、21年のレイパパレは中山金杯と同じ2000mのGⅢチャレンジCを勝って本番を制している。ローテーションに問題がないのなら素直に本命でいいだろう。

ほか、印をつけるなら上記で書いたルージュエヴァイユ、そして同じく牝馬のミッキーゴージャス。ミッキーゴージャスはプラスデータ4つ(ACDF)で、マイナスデータはなし。牝馬で連勝中、そして芝2000mのGⅢを勝っての挑戦というのはレイパパレと同じパターンだ。

◎リカンカブール
◯プラダリア
▲ベラジオオペラ
△ルージュエヴァイユ
×ミッキーゴージャス

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。
母校が甲子園初登場、久しぶりに園田競馬が復活など、先週は個人的にイベント盛りだくさんでした。休み明けの体に、いきなり14日間連続勤務はこたえますが、仕事ができるうちが華と思って、ぼちぼちやっていきます。

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