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【京都】日本最古の長編小説「源氏物語」|舞台となった神社3選

YOKKA

日本最古の長編物語が 源氏物語 です。日本人であれば、1度は聞いたことがありますよね。

物語が長すぎて、読むことを諦めてしまう人が多そうですが・・・高校生の頃に現代語訳を全部読破し、出家にあこがれた私が長編の中から厳選して、物語の舞台となる 京都の神社 を紹介します。

3つの神社を紹介するので、もし興味があれば京都に行った際にお立ち寄りください。

源氏物語

概要

源氏物語は、約1000年前の平安時代に書かれた恋愛大長編小説です。物語の構成が2つ大きく分かれています。

前半は、才色兼備に恵まれた帝の第二皇子である光源氏(ひかる げんじ)が幼き頃に亡くなった母親の面影を求めて、数多くの女性との恋愛模様を描いています。

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後半は源氏の死後の世界で、 子孫たちによる恋愛模様 がメインとなり、舞台は京から 宇治 へ。物語は54帖(じょう)から構成され、 は巻数をさします。

作者は、漢学者・藤原為時の娘である 紫式部 です。紫式部は、当時の権力者である藤原道長(966〜1027)に抜擢され、一条天皇(在位986~1011)の中宮・藤原彰子(988~1074/道長の娘)の女房として宮仕えを始めました。道長の強力的な支援もあり、大長編作を書きあげることが出来たのです。

上賀茂神社と下鴨神社:正妻と愛人が男を巡って恋のバトルへ

源氏物語9帖「葵」

葵の上(光源氏の正妻)は懐妊し、気晴らしに葵祭の見物へ。見物の牛車で混雑し、葵の上の従者は、見物の場所を巡って六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ/故東宮の妃、光源氏の愛人)の従者と争いになります。御息所の牛車は破損。祭に参列する源氏の姿を見たくてお忍びで見物に来たのにもかかわらず、市井に醜態を晒す結果となり御息所のプライドはズタズタに。

まさに正妻VS愛人の戦いですね。ちなみに御息所は、この醜態で怨みを募らせて生霊となって、葵の上を呪います。女の怨みは怖いです。

葵祭(あおいまつり)

陽気が心地よい毎年5月15日に葵祭は行われます。上賀茂、下鴨両神社の例祭で、祇園祭、時代祭とともに京都の三大祭のひとつです。

古代、凶作に見舞われ飢餓疫病が流行ったため、欽明(きんめい)天皇が勅使を派遣して祭礼を行ったのが起源です。勅使が両神社で天皇の祝詞を読み上げ、お供えを届けるのが目的の祭です。行列は、長さ約1kmにも及びます。平安時代中期には、隆盛を極めるも鎌倉時代以降は衰退へ。

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