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スーダン現地リポート:国内最大のザムザム・キャンプで栄養危機…緊急かつ大規模援助が急務に

New's vision

ザムザム・キャンプにあるMSF診療所に集まる女性と子どもたち=2024年1月30日 © MSF

紛争が続くスーダンの北ダルフール州にある最大の国内避難民キャンプ、ザムザム・キャンプで栄養危機が続いている。国境なき医師団(MSF)が実施した調査によると、住民の栄養状況は危険なレベルを示し、2023年4月に紛争が始まって以来、壊滅的な状況であることが明らかになった。同地では、国連機関や国際NGOが昨年4月にごくわずかの人員を残し退避したままだ。MSFは同キャンプで活動する唯一の医療団体として、キャンプでの医療と水・衛生設備の供給、食糧や現金の支給など、人道対応の即時かつ協調的な拡大を呼びかけている。

■子どもの4人に1人が急性栄養失調

ザムザム・キャンプはスーダン最大かつ最古の国内避難民キャンプ。MSFは、2024年1月10日から13日、400世帯3296人を対象に、迅速栄養・死亡調査を実施した。調査の結果、子どものほぼ4分の1が急性栄養失調であり、7%が重度の急性栄養失調であることが判明した。その中でも、生後6カ月から2歳の子どもでは、40%近くが栄養失調で、そのうち15%が急性栄養失調であった。中等度と重度の急性栄養失調を合わせた緊急事態を示す基準値(全急性栄養失調率)は15%で、ザムザム・キャンプには緊急対応が必要であることを示している。

キャンプでの1日当たりの死亡者数は1万人当たり2.5人。これは、緊急事態を示す基準値の2倍以上であり、非常に憂慮すべき数値だ。また、妊娠中および授乳中の女性の40%も栄養失調であることが判明し、事態の深刻さを示している。

MSFはキャンプでの対応を急速に拡大し、最も重篤な子どもたちに治療を提供しているが、MSF単独での対応では不十分だ。

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■2時間に1人の子どもが死亡

スーダンでMSFの緊急対応責任者を務めるクレア・ニコレは「私たちが目にしているのは、まさに壊滅的な状況です。現在の推定では毎日約13人、2時間に1人の割合で子どもが亡くなっています。重度栄養失調の子どもは治療を受けなければ、3~6週間以内に死亡する危険性が高いです。医療施設で治療はできますが、多くの人が医療にアクセスできていません」と話す。

MSFは同キャンプで稼働している唯一の医療団体であり、その小さな診療所は患者の多さと症状の重さに圧倒されている。この9カ月間、北ダルフールでは以前から脆かった医療体制と全ての人道対応が崩壊。この診療所は、北ダルフールで完全に機能している数少ない外来診療所の一つとなった。人びとは医療を受けるために、キャンプから50キロも離れた村々からロバや徒歩で移動し、子どもたちが治療を受ける機会を逃さないよう、診療所の外で一晩野宿し、診療を待つ。

キャンプの状況はひどく、MSFの診療所以外に医療施設もなければ、清潔な水も供給されていない。人びとは沼地や川の水でしのいでいるが、ひどい下痢につながる恐れがある。既に栄養失調に陥っている子どもたちにとっては命取りであり、さらに、健康な子どもの栄養失調を招き、健康状態が急速に悪化する可能性がある。

■援助から見捨てられたキャンプの住民

ニコレは「昨年4月に紛争が始まる前、キャンプの人びとは食料、医療、清潔な水など、あらゆる面で国際的な援助に依存していました。現在は完全に見捨てられています。5月以来、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)からの食糧配給は途絶え、以前は1日に2食の食事をとれた世帯も、現在は1食しか食べていないと話しています。その結果、人びとは飢え、子どもが亡くなっているのです」

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