株式会社成城石井は、東京都世田谷区において11月14日（火）にスーパーマーケット「成城石井 成城店」を同社の新しい旗艦店としてリニューアルオープンした。
1927年に成城においてスタートし、2027年には創業100周年を迎える成城石井は、今回の成城店のリニューアルオープンに関して“温故知新”というコンセプトを掲げている。
この温故知新というキーワードには、路面店の強化という意味も含まれている。元々は路面店として始まった成城石井が改めて路面店に力を入れるのだ。
2000年以降、成城石井において駅ナカ店舗の売り上げが伸び、近年は全体の売り上げの7割程度は駅ナカ店舗のものが占めているという。
しかし、コロナ禍以降に消費者のニーズが変わり、成城石井では路面店も好調となっている。家で調理をする機会が増え、「生鮮を充実させてほしい」という消費者の声が強まったことから、成城店のリニューアルでは特に生鮮3品に力を入れている。
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成城石井の担当者が強調したのは、生鮮強化と言っても、生鮮の商品の数を増やすということではなく、生鮮の品質を高めるということだった。物流や技術の進歩によって付け加えることができるようになった新しいエッセンスで、原点である生鮮3品の品質を今まで以上に高める。そういう意味で、温故知新というキーワードが使われているのである。
生鮮の目玉商品として用意されるのは、マスクメロンや和牛など。マスクメロンは静岡県産で、等級として実質最高級品と言われている「山」のものを揃えている。
和牛は松阪牛、神戸牛、近江牛という三大和牛を揃える他、通常よりも肥育日数が長く、しっかりとした味わいの「千日和牛」も店頭に並べられる。
生鮮を活用した店内製造の商品も充実
