top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

「最高の生徒」でドラマ初出演のみとゆなを直撃!「お芝居に向き合うことがすごく楽しいなと思いました」

asagei MUSE

――初めての演技に臨む際の心構えはどうでしたか。

みとゆな 監督さんからは演技経験とかは関係なく、感情をどう込めるかや役を理解できているかが重要だから、自分がこれまで経験してきた想いを胸に表現してくれればいいと教えていただきました。だから私自身も自分の感情で演じることができたと思います。

――2021年に恋愛リアリティショーの「今日、好きになりました。」(ABEMA)に参加したときとの違いは。

みとゆな 「今日、好きになりました。」では“みとゆな”として参加したので、自分の素の部分を何も考えることなく出せる状況でした。でも今回のように役柄を演じるとなるとみとゆなのままではいけないので、鍋島聖衣良という存在がこの世のどこかにいるんじゃないかと思ってもらえることを心掛けました。

広告の後にも続きます

――その聖衣良はみとゆなさん自身にも似ている役柄です。

みとゆな 第1話ではカップル系YouTuberの相手に別れ話を生配信される場面があります。私自身、SNSをやっている身なので、そんなことをされたら立ち直れないんじゃないかと聖衣良の辛い気持ちがよく分かりました。ほかにもヒロインのひかり(畑芽育)に動画をバズらせるコツを伝授するシーンでは、時間を決めて投稿することをアドバイスしていました。私もファン層に学生の方が多いので、学校や部活動が終わって落ち着いた夜の20時ごろにSNSを動かすように意識しています。

――第1話で竜太郎から別れを告げられるエピソードは、感情が高ぶる難しいシーンだったのでは。

みとゆな これが初めてのドラマで、段取りもよく分からない状態で撮影に入ったのが難しかったです。現場ではBGMも流れていないし編集もされないから、映像になったらちゃんと伝わるんだろうかと不安でした。それにカップル系YouTuberの相手である竜太郎(窪塚愛流)とも2日ほどしか共演していなかったので、彼のことが大好きだという気持ちを作るのが大変でしたね。監督さんからは前後の流れを説明いただいて、私なりに聖衣良の気持ちを理解できるように、いろんなやり方を試しながら撮影してもらいました。

――他の主要キャスト6人は演技経験の豊富な方々ばかりでしたが、どうでしたか。

みとゆな ヒロインのひかりが第7話で自分の病気について打ち明けるんですが、あれは(畑)芽育ちゃんがいたからこそできたシーンだと思います。ひかりの長台詞に対して私たち6人が受けの演技をする場面で、芽育ちゃんが演じているからこそ私たちの心にも響いてきて、受けのお芝居も上手くできたんじゃないでしょうか。

――その場面は7人全員それぞれの感情があふれる名シーンでした。

みとゆな 芽育ちゃんは全員で受けたインタビューでも「7人全員で進んでいきます」と言ってくれました。優しいし周りが見えていて、みんなを引っ張っていってくれる、すごく素敵な人だと思っています。ドラマの現場が分からなさすぎて、みんなに会う前は仲良くなれなかったらどうしようと不安だったのですが、まったくそんなことはなく、みんな平等に接してくれました。本当に7人全員で仲が良かったです。

――ひかりの病気を知る前と知った後で、聖衣良にはどんな変化が生まれましたか。

みとゆな あまりに現実味がない話で、ポジティブモンスターのひかりが来年この世にいないってどういうこと? って理解できなくて…。ひかりに申し訳ないって思いつつも、受け入れられない自分もいました。でも、病気を告白された側の受け止め方に正解はないと思うんです。志乃や凛はかなりダメージを受けていて、愛未はもう放心状態。それに対して幹太は「なんでダメージ受けてるんだよ!?」という感じで、聖衣良ももちろん傷ついていますけど、こうなったら私が強くいなきゃと強がっている部分もあると思います。

――それぞれの想いを抱えたまま、いよいよ最終回を迎えます。

みとゆな ひかりの運命は他の6人にとっても受け入れたくないし、悲しくて辛いんですけど、ひかりと一緒に笑顔でいたいという強い思いもあります。ひかりの生き様には一番勇気をもらえますし、ひかりに引っ張られた6人がどう前を向き始めるのか、というところも見ていただければ嬉しいです。

――最終回を観た視聴者はどんな気持ちになると思いますか。

みとゆな 物語の前半に比べると重たくて悲しい内容になっていますが、ひかり自身は後悔なく最終回を迎えることになります。なぜひかりはあんな行動をとっていたのか、なぜポジティブモンスターと呼ばれていたのか。どうしても重たい内容に目が行きがちですが、ひかりやほかのメンバーが最終回でどうなるのか、どこを向いていくのか、私たちと一緒に前に進んでいくような気持ちで見ていただけたらなと思います。

――今回の出演を通して、女優としての良かった点と反省点をあげてください。

みとゆな 良かった点は、演技経験がなかったからこそ、表現できた部分があったのかなと思います。ひかりを見ているだけで涙が出てくるくらいガッツリ入ってしまうこともあり、制作の方から「メンタル大丈夫?」と心配されるほど、聖衣良という役に入り込むことができました。反省点は、未経験のことだらけで分からないことが多すぎたこと。アドバイスをいただいても、その意図がすぐに理解できなかったこともあります。現場で使う用語も周りの方に教えてもらいながら、少しは成長できたかもしれません。

――次にドラマ出演の機会があったらどんなことを心掛けたいですか。

みとゆな 今回の聖衣良は私に似た部分もある役柄で、だからこそ演じやすい部分もありました。次は全然私と違う役柄、この「最高の生徒」だったら志乃(齊藤なぎさ)みたいな役を演じてみたい。今回、演技の楽しさも辛さも教えていただけて、お芝居に向き合うことが楽しいと思えたので、また機会があればぜひやらせていただきたいです。

――作中ではBe:STARのみんなで海に行くシーンが楽しげでしたが、みとゆなさん自身の夏の思い出を教えて下さい。

みとゆな サッカー部のマネージャーをやっていたことが思い出です。高校に入った時から少し芸能活動をしていたので、裏方の仕事もやってみたいと思っていたんです。サッカー部だけは芸能活動しながらマネージャーをしたいという私のことを受け入れてくれて、裏方らしい仕事をたくさんできた夏でした。部活のマネージャーというと青春とかキラキラしたものを思い浮かべがちですが、実際には朝がすごく早くて、部室を掃除したりボールを磨いたり、細かい作業を通じて選手をサポートしていました。キツいですし暑いですけど、楽しかったですね。

――それでは最後に、今回のドラマで初めてみとゆなさんを見たという視聴者に向けてのメッセージをお願いします。

みとゆな 私はインフルエンサーを軸としているので、そこはブレずにやっていきたいと思っています。なので「女優もやるインフルエンサー」として見ていただけると嬉しいです。女優さんだと辛いところをSNSで見せなかったりするかもしれませんが、私は生の自分が感じていることをSNSに載せますし、ファンの方に見てもらってお互いに高め合う関係でいたい。今回のドラマが私を知るきっかけになったら、ぜひ「みともだち」になってください!

ヘアメイク:Masaaki Fukugawa
スタイリスト:RYUSEI MORI
衣装クレジット:シアーブラウス・スカートともに NATSUKI OKUMURA/ブーツ MAMIAN/その他 スタイリスト私物

(取材協力:笹ケ瀬麻結、早川千鶴/撮影:吉田耕一郎)

【写真ギャラリー】大きなサイズで見る
  • 1
  • 2
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル