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GLAY、5年ぶり全国ツアーで再確認したバンドの一体感 今届けるべきレア曲に光を当てたハイコミツアーファイナル公演

Real Sound

「このツアーは、声出しができるかわからない時期にセットリストを組んだので、みんなと歌える曲をそんなに入れてなかったんですよね。アリーナツアーではもっとみんなの声を聞きたいと思っています」(JIRO)

「最後くらいマジメにMCを……しません! (ライブ中に)Netflixを観てました!」(HISASHI)

「今回は光が当たらない曲、影のような存在の曲に出てきていただいて。そしてこのツアーは1本1本が本当に充実していました。みんな、50過ぎてもバンドって上手くなるんだぞ。次のGLAYをつかめるような気がして、アリーナツアーをやることにしました。タイトルは“The Ghost Hunter”」(TAKURO)

「(ツアーを)32本やってみてバンドって楽しいなと改めて思いました。皆さんは家族のようなものなので、これからもお付き合いください!」(TERU)

 アンコール1曲目は「Buddy」。そして「(コロナ禍でライブができなかった時期に)HISASHIに“声出しできるようになったらこの曲を一緒に歌おうよ”と言われて、明るい気持ちが見えた」(TERU)という「SOUL LOVE」では、ほぼ全編に渡って観客のシンガロングが響き渡った。

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 さらに1996年のアルバム『BEAT out!』から「原色の空(Cloudy Sky)」を挟み、ラストの「HIGHCOMMUNICATIONS」。ステージと客席の距離がさらに縮まり、ライブはエンディングを迎えた。

 「本当に幸せだった。ここで終わりじゃなくて、スタート。いってきます!」(TERU)とう言葉を残したGLAY。レアな選曲によって多彩な音楽性を提示すると同時に、久々の全国ツアーを通してバンドとしての一体感、ダイナミズムをさらに強めた4人はここから、2024年の30周年に向かって進み始める。そう、このバンドのピークはまだまだ先にあるのだ。

(文=森朋之)

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