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意外と知らない? 「アルカリ乾電池」「マンガン乾電池」の違いは? “液漏れ”にはどう対処する? パナソニックが解説

オトナンサー

マンガン乾電池は、大きな電流が必要な機器には向きません。例えば、ガスコンロで使用した場合、点火はしますが、すぐに電池が寿命を迎えます。そのため、電池の交換頻度が高くなり、アルカリ乾電池を使用した場合よりもコストが高くなることがあります」

Q.もし電池の使用中に機器の内部で液漏れが生じた場合、どのように対処したらよいのでしょうか。液漏れをした機器は、二度と使用しない方がよいのでしょうか。

藤本さん「液漏れは、乾電池の電解液が漏れた状態を指します。アルカリ乾電池から漏れた液や、液が結晶化した白い粉は、強アルカリ性の水酸化カリウムなので、皮膚に付着したまま放置すると“化学やけど”を引き起こすほか、目に入った場合は失明する危険があります。目に入った場合はこすらず大量の水道水で洗い流し、すぐに眼科を受診してください。

また、マンガン乾電池の電解液に使われる塩化亜鉛や塩化アンモニウムは、水酸化カリウムほど、体に大きな影響を与えるわけではありませんが、目に入った場合はけがをする恐れがあるため、こすらず大量の水道水で洗い流してください。

液漏れした液や粉を拭き取る場合は、数枚重ねたティッシュペーパーやウエットティッシュなどを使用してください。その際は、白い粉が飛び散り、皮膚に付着したり目に入ったりしないよう十分に注意してください。作業時は、ビニール手袋や保護眼鏡の使用を勧めます。

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液や粉をきれいに拭き取った後、水分を多く含んだ布などで何度も清掃することで、機器を再び使用できる場合もあります。ただ、先述のように、アルカリ乾電池から漏れた液は、強アルカリ性で化学やけどや失明の危険があるため、液漏れをした機器の使用は推奨しません」

Q.なぜアルカリ乾電池やマンガン乾電池で液漏れが発生するのでしょうか。

藤本さん「電池の容量が0%になった後も使用を続ける『過放電』のほか、『充電』『新しい電池と古い電池の混用』『ショート』『高温環境下で長期保管』などが原因として挙げられます。使用時や保管時の状況によって、液漏れの発生率は変わってきます。

特に使い切った電池を機器に入れっ放しにすると、液漏れが生じるリスクが上がるため、機器の故障につながりやすくなります。電池を使い切ったら、早めに機器から取り出してください」

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