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飲食店で他人がジロジロ見てくる…女性「とても不愉快に感じた」 行為に法的問題は?弁護士に聞く

J-CASTニュース

わざわざソファの端に座ってこっち見てくる――。女性が1人で飲食店で食事をしていると、男性がこちらをジロジロと見てきたという投稿がツイッターで話題となっている。女性は不快感を覚えたという。

J-CASTニュースは、人をジロジロ見ることが法的に問題ないのか、弁護士に見解を尋ねた。

「何故凝視されなければならないのか…」

取材に応じた投稿者は20代前半の女性。2023年5月、昼頃に飲食店で食事をしていると、60代くらいと見られる男性からの視線を感じたという。

女性は入店し着席した後タッチパネルでメニューを見ていたという。

「視線を感じ目線を上げるとおじさんがこちらを凝視していました」

女性によると、男性はソファの端の方に寄り、顔を通路側に出し、女性を覗き込んできた。

「不快感を感じつつ1人で食事をしている時、電車に乗る時、普通に歩いている時などよくあることであるため『またか』と思いメニューに視線を落とし注文をしました」

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女性がその後、再度視線を上げるとまだ男性が女性を凝視していたという。

「たまに視線を逸らしつつおじさんのメニューが運ばれてきて食事を始めるまで凝視される時間は続きました」

女性はこの時の心情をこう明かす。

「1人で食事にしにきただけで何故凝視されなければならないのかとても不愉快に感じましたし気持ち悪かったです」

投稿のリプライや引用リツイート欄では、公共交通機関、道端、飲食店などで人にジロジロ見られることがあるという体験談が多く寄せられている。

法的問題はないのか、弁護士の見解

「人をジロジロ見ること」は法的に問題ないのか。弁護士法人・響の古藤由佳弁護士に話を聞いた。

――道端、電車、飲食店などで、知らない人をジロジロ見ることは法的に問題があるのでしょうか。法的問題がない場合、その理由をお聞かせ願えますか。現状「マナー」や「道徳」の問題となっているのでしょうか。法的問題がある場合、認められるのはどのようなケースなのでしょうか。

古藤弁護士:法的問題があるかないか、について、刑事責任が生じうるか否か、という問いに置き換えて考えると「知らない人をじろじろ見ること」は原則として刑事罰の対象にはなりませんが、じろじろ見ながら付きまとわれる、ほどまでになった場合には軽犯罪法やストーカー規制法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)に違反し、刑事罰が科される可能性があります。
一般的に、道端や電車、飲食店などでじろじろ見られることがあったとしても、基本的にはすれ違った後や電車や飲食店から離れた後までそれが続くことはないと思いますので、この場合は法的な問題にはなりません。
となると、ご指摘のとおり、社会常識・マナーの範疇の話になると思います。

――職場など、あるコミュニティの中で特定の人から恒常的にジロジロ見られることがある場合は、法的に問題があるのでしょうか。

古藤弁護士:刑事責任が生じるか否かについては、上記のとおりです。
上記と異なるのは、職場などの特定のコミュニティ内で迷惑行為(じろじろ見る)が行われる場合、相手もこちらの名前や住まいに関する情報を認識している場合が多く、行為がエスカレートしやすい、ということです。
エスカレートしてしまった場合には、既述の軽犯罪法やストーカー規制法違反ということで処罰されることになります。
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