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露&ウクライナ選手 健闘称え合う

テニス365


(左から)スイトリナとカサトキナ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、女子シングルス4回戦が行われ、元世界ランク3位のE・スイトリナ(ウクライナ)が第9シードのD・カサトキナを6-4, 7-6 (7-5)のストレートで破り、2020年以来3年ぶり4度目のベスト8進出を果たした。

>>【動画】ウクライナ選手とロシア選手が試合後に親指を上げ称え合う<<

昨年10月にG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産していたスイトリナは、同年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来 約1年4ヵ月ぶりの四大大会出場。3回戦では世界ランク56位のA・ブリンコワを逆転で破り16強へ駒を進めていた。

この試合、スイトリナは4本のダブルフォルトを犯したカサトキナに対し6度のブレークに成功。自身は5度のブレークを許したものの、接戦をものにし1時間56分で勝利した。

以前から反戦の立場を明確に表明してきたロシア国籍のカサトキナは、試合後にスイトリナの立場への配慮により握手こそ交わさなかったものの、ネット越しに親指を立て健闘を称えた。するとスイトリナもこれに応え、親指を上げ両者健闘を称え合った。

試合後の記者会見でスイトリナはカサトキナについて「間違いなく今日の試合では彼女のことを認めていたわ。彼女が取った立場に本当に感謝している。彼女は本当に勇敢な人で、多くの選手がしないことを公言している。彼女は勇敢な人よ」と話した。

勝利したスイトリナは、準々決勝で第2シードのA・サバレンカと対戦する。サバレンカは4回戦で世界ランク30位のS・スティーブンス(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。

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