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一見の価値あり! 蝉川泰果の高弾道アイアンショット。その秘訣をプロが実況詳細解説【BMWツアー選手権森ビルカップ現地レポ】

みんなのゴルフダイジェスト

国内メジャー初戦「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」の初日、首位は7アンダー金谷拓実と米澤蓮。3打差で出水田大二郎、中島啓太と続く。みんなのゴルフダイジェスト編集部プロゴルファー・中村修が1アンダーで終えた蝉川泰果に注目した。

例年よりもラフは短いもののコンパクション25、スティンプメーター13.5フィートと硬く速いグリーンが選手を待ち受けます。気温23度、風速5メートル、朝の晴れから曇り空へと変わる天候の中、1番からワンウェイで6時10分から3サムでスタートしていきました。

8番ホールのドライビングディスタンスは343ヤード

9時38分の第21組の今平周吾、蝉川泰果、岡田晃平(アマチュア)の組について歩きました。蝉川選手は3戦目の「関西オープン」で今季初優勝を挙げ、間近の3試合では3位、2位タイ、5位タイと昨年同様に好調です。ドライバーの飛距離も注目されていますが、ドライビングディスタンス計測ホールのやや打ち下ろしの8番ホールでは、計測するボランティアも驚く343ヤードを記録していました。

ちなみにドライビングディスタンスの計測は、今大会では8番と18番で計測されていて、フェアウェイ両端に記された距離の目盛りを見ながら三人のボランティアが声を掛け合いながら正確に計測し表に記入していきます。計測ホールはほぼ真っ直ぐのホールが選ばれるので距離測定器を持って定点観測するとお目当ての選手の飛距離も確認できます。

話を蝉川選手に戻すと、高校生までは飛距離が出ずに、アプローチとパットでスコアを作るゴルフを教えていた、と高校時代まで指導した青木翔コーチはいいます。大学時代に体を鍛え、飛距離が伸びたことで、飛距離を持ちながらショートゲームの上手い選手に成長し、昨年のアマチュアでのツアー2勝など、これまでの活躍はご存知の通り。

高弾道アイアンショットの三つの秘訣

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私は高弾道で正確なアイアンショットも強さの一つだと思っており、じっくりと見ながらついて歩きました。スピンの効いた高弾道のアイアンショットは、もちろん風の影響をまったく受けないことはありませんが、しっかりとスピン量をコントロールしながら丁寧に打っています。

高弾道のアイアンショット秘訣は三つ。一つは使用するボール、二つ目はクラブ、そして三つめは入射角です。

まず使用するボールはスリクソンの「Zスター♦」ですが、松山英樹選手が使用する高弾道とアプローチのスピン性能を確保した「ZスターXV」をベースに、PGAツアー選手からの要望でロングアイアンでのスピン量も確保したモデル。

蝉川選手によって高く打ち出されたボールは、バックスピンの揚力で一段二段と前に進みながらぐんぐん上昇し、グリーン上に舞い降りるように着弾します。「Zスター♦」は高弾道で「ZスターXV」よりはスピン量の多いモデルといえます。

二つ目は使用するピンのアイアン「ブループリント」。マッスルバックのアイアンで重心位置が低すぎないモデルです。フェース面上の重心位置が低い低重心モデルだと、入射角が強いダウンブロー軌道でインパクトすると重心位置よりも上に当たりやすくなりますが、重心より上に当たると高さは出ますがスピン量は少なくなります。

逆に重心位置よりも下でヒットするとスピン量は増えます。なので、サンドウェッジなどではネックを長くして重心を下げ過ぎないようにすることでスピン量を確保したりしています。

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