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一見の価値あり! 蝉川泰果の高弾道アイアンショット。その秘訣をプロが実況詳細解説【BMWツアー選手権森ビルカップ現地レポ】

みんなのゴルフダイジェスト

「ブループリント」は、ある程度ダウンブローで打つことを前提とした重心位置に設計してあることで、打点が重心位置よりも上になりにくくしっかりとスピン量を確保できるモデルになっています。ピンのツアー担当の穂積さんによると「蝉川選手はスピン量が多いタイプなのでロフト角は1度立ててセッティングしています。シャフトはモーダスのプロトタイプですがキックポイントは中先調子系のモデルを装着しています」とのこと。ブループリントの重心位置とシャフトにも高弾道の秘密はあるでしょう。

そして最後に蝉川選手の入射角です。レーダー式弾道測定器のデータでスピンロフトとい項目があります。スピンロフトとは簡単にいうとインパクト時のロフト(ダイナミックロフト)から入射角を差し引いた数値になります。ダウンブローが強ければ、ロフト角は立ちスピン量は増えますが、弾道は低くなり、ダウンブローが弱ければ番手通りのロフト角に近くなり、スピン量は減りますが、弾道は高くなります。このさじ加減が蝉川選手の場合、先ほどのピンの穂積さんによると「例えば7番アイアンで入射角は5度前後」というのでダウンブローが強すぎず、弱すぎずと絶妙なのです。

以上の三つの要素が蝉川選手の高弾道のアイアンショットの秘訣だと考察します。実はもう一つ、フェースローテーションの少ないことでロフト角が立たないことも高弾道の要因だったりもしますが、それはまたの機会に解説します。

横から見ていると打ち出されたボールが高すぎて見失うほどです。できればターゲット後方から見ることをお勧めします。蝉川選手の高弾道のアイアンショットは一見の価値ありますので是非観戦にお越しください。

今大会の3日目土曜日には「かさまスポーツ&フードフェス」が開催されます。笠間市を中心としたキッチンカーが12店舗が出店し名物メニューが食べられます。JGTOのホームページで堀川未来夢、木下稜介選手がほうばって食べてます(笑)。それと宍戸ヒルズCCでの開催20回を記念して日本一の花火師としても有名な野村花火工業の花火大会などイベントも盛りだくさん。フェスの入場は無料です。トーナメント観戦は女性と22歳以下と65歳以上も入場無料になっていますので、ぜひ足を運んでみてください。

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[堀川未来夢と木下稜介が“かさまスポーツ&フードフェス”PR動画に登場! – 日本ゴルフツアー機構 – The Official Site of JAPAN GOLF TOUR]

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