top_line

あなたの語彙力が試される!
無料ゲーム「ワードパズル」で遊ぼう

『君花』8LOOMでブレイク 俳優・山下幸輝の“譲りすぎてしまう”恋愛観とは?

Real Sound

山下:希望としては、マテウスくんみたいな感じで行きたいです。気になる人がもし「オオカミちゃん」であったとしても、関係なく楽しい恋がしてみたい。マテウスくんみたいな男性は、好きな人とも親友みたいな関係性を築けるんですよ。そういうのって素敵だなって。でも、実際行動できるかっていうと難しいんですけどね(笑)。

――逆に山下さんが「オオカミくん」の方が大胆な行動ができそうですね。

山下:めちゃくちゃ翻弄させますよ。俳優としてお芝居をして、仕事を全うします!

――力強い宣言! 山下さん自身は一目惚れ派、中身を見て好きになる派、どちらでしょうか?

山下:中身を見て好きになる派ですね。6歳上のお姉ちゃんがいるんですけど、お姉ちゃんみたいに引っ張ってくれる女性が魅力的だなって思います。僕、自分では何もできないので……。家事はもちろん、Wi-Fiの接続をすることとかもできなくて(笑)。それをパッってやってくれるような方がいいです。

広告の後にも続きます

――そういう女性って人気がありますよね。ライバルも多そうです。

山下:もし友だちと好きな人がかぶったら、譲っちゃいます。それが親友だったらなおさら。親友って一生の友だちじゃないですか。喧嘩したくないんです。穏やかにいきたいし、バチバチするのはできるだけ避けたい。なので「Aちゃんのことが好きなんだよね」って聞いたら、「そうなんや」って自分の気持ちは言わずに身を引いて応援しますね。

――まったく仲良くない人がライバルだったらどうでしょう。

山下:それでも身を引きます。自分だけしか土俵に上がっていない状態じゃないとアプローチしないです。

・『君の花になる』で得た同世代俳優からの刺激

――『オオカミには騙されない』シリーズでは、メンバーの心変わりの様子も見どころの一つです。恋愛に限らず、最近山下さんが心変わりしたことはありますか?

山下:俳優として活動をしているなかで、インタビューでこの先の目標を聞かれた時に、以前は「お芝居をもっと勉強して頑張りたい」と答えていました。でも今はシンプルに「君のお芝居いいね」って言われたいと思うようになったんです。視聴者の方はもちろん、スタッフさんや他の俳優さんにもそう言ってもらえるようになりたいですね。

――何かきっかけがあったのですか?

山下:特別なことはないんですけど、自分のお芝居を見ているときにふとそう思って。もちろん、その裏には「もっと勉強しなきゃ」という思いもあるんですけどね。

――昨年から多くの作品に出演されていますよね。仕事に対する姿勢が変化した作品もありそうです。

山下:やっぱり『君の花になる』(TBS系)かなぁ。8LOOMはメンバーがみんな同世代の男子でしたし、朝から晩までずっと一緒に過ごしていたので、部活みたいな感覚だったんですよ。フレッシュなものがバシバシ伝わってきて、すごく刺激がありました。当時はお芝居を始めたばかりだったので、いろいろなことを学べましたし、それがあの時の自分に必要だったんだと思います。

――お芝居の軸になった言葉やメンバーの姿があったりも?

山下:僕が演じていた小野寺宝という役がフィーチャーされるお話があったんですけど、ほぼデビュー作だったこともあって、現場に入る前にお芝居をガチガチに固めていっていたんですね。「ここではこういう表情をしよう」などと細かなところまで練習していきました。でも、やっぱりうまくいかなかった。固めていってしまうと、一緒に演技をする相手のお芝居を全部無視することになるんですよね。だからめっちゃ気持ち悪いんです。しかも僕が気持ち悪さを感じているから、もちろん相手も気持ち悪いと思って変な空気になる。それで余計緊張して、肩も上がっちゃって。その時(高橋)文哉くんが僕の肩を持って「大丈夫だよ」って優しく声をかけてくれたり、経験談を聞かせてくれたりしたんです。そこからはお芝居を事前に固めることはしなくなったし、その場でナチュラルな演技ができるようになったと思います。

――固めていってしまうと、それをやらなきゃと思ってしまいますもんね。

山下:事前に考えたことができないと成功じゃないって思っちゃうんですよ。でも、それが間違いだったと気付かされました。

――そんな経験を経て、現在は『ガチ恋粘着獣』(テレビ朝日系)に出演されていますが、別の刺激はありましたか?

山下:『君の花になる』とは違って、女性と対峙するお芝居はほぼ初めてなのですが、それがシンプルに楽しいです。内容的にもテンポよく言い合うシーンが多いので面白いですね。お芝居ってめっちゃ楽しいなって改めて感じています。

――となると、新しくやってみたい役が生まれたのでは?

山下:2つあって。1つはめちゃくちゃなサイコパスな役です。

――失礼かもしれませんが、合いそうです(笑)!

山下:それめっちゃ言われていて、この前お母さんからも「へぇ、めっちゃ合いそうやで」って(笑)。他にもいろいろな方から、「絶対イケるよ」と言ってもらえることが多いので、チャレンジしたいですね。

 もう1つが、めちゃくちゃキラッキラな男子高校生。歩いているだけで「風バーン!」、「髪サラー!」、みたいな(笑)。今だからこそできる役に挑戦したいです。

――全くタイプの違う役ですね。

山下:いろいろ経験したいんですよね。それによって演技の幅も広がるし、現場の雰囲気も違うから学ぶことも多いと思います。

ーー現場以外だと、どんなところから勉強して役作りのアイデアを得ているのでしょうか。

山下:たくさんの作品を観ようと思っています。お芝居を始めたての頃はレッスンやワークショップをたくさん受けていたんですけど、マネージャーから「それだけじゃなくて作品をもっと観たほうがいいよ。いいなと思ったセリフがあったら、鏡を見ながら真似してみて」と言われて。それでお芝居に対する勘のようなものが少しできたのかなと思っています。

――この先、山下さんのいろんなお芝居が見られそうですね。

山下:はい! 楽しみにしていてください。

(文・取材=高橋梓)

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル