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松下洸平、“9ボーダー”への準備は? 「良いことだけを想像して今を大切に生きる」

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『9ボーダー』©TBS

 毎週金曜22時よりTBS系で放送されているドラマ『9ボーダー』第3話の放送を前に、松下洸平のインタビューコメントが公開された。

参考:松下洸平に“溶ける”春になってしまう 『9ボーダー』破壊力抜群の「好きになっていいよ」

 本作は、19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹を主役としたヒューマンラブストーリー。父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結した3姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら、人生を前向きに進んでいく姿を描く。

 松下が演じるのは、七苗(川口春奈)が出会った記憶喪失のコウタロウ。松下はコウタロウを演じるにあたってどんな準備をしたのだろうか。

「作品全体を通して伝えたいことを理解したいので、いつも台本を何周も読み返すようにしています。今回に関しては、コウタロウという役割がどういうものなのかというのを自分の中に落とし込んでいき、ギターの練習もしました。弾き語りをするシーンが1話に登場すると知ったときに、人様に聴かせられるようにしなくてはと思い、合間でコツコツと練習をしていました」

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 松下は本作におけるコウタロウの役割を「そっと寄り添う存在」と捉えていることを明かす。

「七苗をはじめとした、悩みを抱える人たちにそっと寄り添う存在でいるべきなのかなと捉えています。いつも笑顔のコウタロウですが、記憶がないことに不安や恐怖を感じているはずなんですよね。その気持ちを抱えつつも『今を生きる』と言うコウタロウは、素直に『すげーな』って思います。なので、役を通じて皆さんの悩みや、凝り固まってしまっている方たちの心を溶かしていける存在になれたら嬉しいです。コウタロウみたいなタイプがいたら『なんでこんなにハッピーなんだろう』と、気になると思うから。きっと、僕もコウタロウと仲良くなりたいって思うんだろうな(笑)」

 現場などで「あの人、今本当はつらいのかも」と感じたとき、松下は「ちょっとした表情を見逃さないよう心掛けている」と語る。

「皆さん強くなきゃいけないと思わざるを得ない状況がたくさんあるんだろうなと、常々感じています。もどかしさや忙しさを抱えていても、笑顔でいなきゃいけない瞬間がたくさんあるだろうし。なので、ちょっとした表情を見逃さないよう心掛けています。特に現場にいる方たちには男女問わずたくさん弱音を吐いてほしい。僕から声を掛けることもありますし、抱えているものを吐き出すというのは大事なことだと思っているので。『みんなで支え合っていこう』というスタンスでありたいです」

 撮影現場は最高の雰囲気のようで、3姉妹に対抗して“3兄弟”で助け合っているという。

「共演者の皆さん、とても優しくて、スタッフの皆さんも穏やかな人たちばかり。実は僕、このドラマはとても情報量が多いなと思っていて。3姉妹それぞれに悩みがあり、父親が不在の理由も定かではなく。コウタロウにはなぜか記憶がないし。でもそれを押し付けがましく感じないのは、金子ありささんの脚本が美しく流れ、さらに現場の温かな雰囲気がそのまま映像に出ているからなんじゃないかなって。なので、井之脇海くん、木戸大聖くんと僕も3姉妹に負けないくらい仲良くなって、その空気感を作品で伝えられたらいいな。2人とも役についてとても深く考えていらっしゃって、一緒にいて安心するし信頼できる。3姉妹ならぬ“3兄弟”でお互いに助け合っていきたいです」

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