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函館新市長の大泉洋の兄、公約に掲げた「北海道新幹線函館駅乗り入れ」の実現度

アサ芸Biz

 4月の統一地方選で現職市長相手に圧倒的大差で当選を果たした俳優・大泉洋の実兄の大泉潤市長。その大泉氏が掲げた公約のひとつが「北海道新幹線函館駅乗り入れ」だ。

 現在の終着・新函館北斗駅とは約18キロ離れており、函館駅と快速「はこだてライナー」で15〜22分、普通列車は約24分で結んでいる。札幌延伸を前提としていたため、函館市街から離れた現在の場所に駅が建てられたが、開通当初から観光客の間では「乗り換えが面倒」など不満の声があったのも事実だ。

 そもそも函館駅は国の「整備新幹線」構想には含まれていない。地元は函館駅乗り入れを熱望していたが、北海道から工事費用が1000億円かかると告げられ、05年の時点で一度は断念している。

 だが、大泉市長は北海道新幹線・函館支線の建設費用が75〜80億円程度に抑えられると見積もっているという。この話が事実なら道が提示した額の12〜13分の1で済む計算になるが、いったいどういうことなのか?
 
「1000億円というのは全線高架のフル規格の場合の費用で、それ自体は妥当な金額です。ただし、大泉市長が考えているのは、おそらくミニ新幹線。これなら工事費用を大幅に削減することが可能です」(鉄道雑誌編集者)

 ちなみにミニ新幹線とは、山形新幹線の福島—新庄間、秋田新幹線の盛岡—秋田間のように在来線に乗り入れる新幹線のこと。昨年開通した西九州新幹線の1キロあたりの建設費用は94億円なのに対し、山形新幹線は6.6億円、秋田新幹線は7.2億円となっている。

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「現在は資材が高騰していますが、新函館北斗—函館間にはコスト増となるような大きな河川や山はありません。市長は今後4年間のふるさと納税の寄付金目標額を100億円と掲げており、これを活用すれば工事費用も捻出可能です。荒唐無稽どころか実現の可能性は大いにあると思います」(前出・編集者)

 年度内に乗り入れに向けた調査を計画している大泉市長。まずはお手並み拝見だ。

(高島昌俊)

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