ハーランドの加入は大きい
今季はアーセナルが一時プレミアリーグで首位を独走していたものの、終盤に驚異の追い上げを見せたマンチェスター・シティが逆転でリーグ3連覇を果たした。シティOBであるマイカ・リチャーズ氏が、今季の優勝争いについて振り返っている。
英『Liverpool Echo』で、シティの強さの要因として新戦力を挙げたリチャーズ氏。今季低迷したリヴァプールと比較しながら「シティとリヴァプールの違いは、彼らが(アーリング・)ハーランドを獲得し、チームのレベルをより上げたのに対し、リヴァプールはマネを失ってしまった」とコメント。さらにシティに競り勝つにはリーグを圧倒する強さが必要だと説明している。
「アーセナルは成長しており、来季はチェルシーも強さを取り戻すと信じているが、勝ちたいならシティのレベルを超えることだ。リヴァプールは数シーズン前(2019-20シーズン)にそれをやった」
6年間で唯一シティが優勝を逃したシーズン、リーグを制したリヴァプールはリーグ戦38試合で32勝を挙げた。このような圧倒的な強さがなければ、リーグを制覇することはできない状況であり、それほどのレベルをもって、ようやくシティよりも上の順位でシーズンを終えることができるのだろう。
今季UEFAチャンピオンズリーグを見ても、チェルシーやリヴァプールが苦戦したレアル・マドリードを圧倒して決勝へと進んだシティ。プレミアではいま、頭一つ抜けている存在であることは間違いない。