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レディコミのヒット作を行平あい佳&青柳翔のW主演 × 城定秀夫監督で映画化「セフレの品格」

キネマ旬報WEB

栗山役:新納慎也
“eros”という言葉には何故か猛烈に哀しみを感じます。
哀しみがあると分かっていても「好きなんだから仕方ない」。
本作の台本をいただいた時にそんなことを感じました。
そして、僕が演じた栗山という男もまた「好きなんだから仕方ない」という生き方。
彼は彼なりに純粋に愛を伝えたかった一人の人間であるということを大切に演じました。
城定秀夫監督作品に呼んでいただいたことは本当に光栄で、噂通りの的確かつスピーディに進んでいく現場で、僕が持ち込んだ栗山像に真摯に向き合ってくださったことに感激しました。
そんな城定監督が創り出す、退廃的な人間の欲と憂いと羞恥心が入り混じった哀しい“eros”の世界で、
強く生きる女性の“意思”と“愛”の意味を痛烈に感じさせる本作、じっくり楽しんでください。
抄子と一樹はもちろんですが、栗山の想いも感じていただけたら嬉しいです。

山田咲役:髙石あかり
脚本を読み「求める」という感情は、突然怖いモノへと豹変し、
時に愛おしく美しいものにもなり得るということを知りました。
そして、咲を演じるには今までの感覚だけでは役が浅くなってしまうと感じ、
外部からの情報や映像、音楽から役を知っていきました。
そこで感じた吐き気や震え、心と身体の変化を必死に役に落とし込み、
それを現場や城定監督が全て受け入れてくださったからこそ、自由に演じられたと思っています。
この作品の一員になれたことに心から感謝します。

市原猛役:石橋侑大
市原猛になるために、役者を続けていたんだ。
そんな不思議な気持ちで台本を読ませていただきました。
猛の抱える葛藤が自分自身の苦しみであり、それをさらけ出すことに躊躇いも恥じらいもありました。
それでも不器用に、泥臭く、馬鹿正直に生きていく市原猛の魂に、この身の全てを捧げカメラの前に立ちました。
こんな男をスクリーンまで導いてくれた城定組全ての方々に感謝しています。
是非劇場で、熱くエロスな闘いをご覧下さい!

 

 

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Story

「セフレの品格 初恋」
森村抄子(行平あい佳)は36歳のバツ2で、派遣社員として働きながら娘を育てるシングルマザー。高校の同窓会で、初恋の相手で産婦人科医の北田一樹(青柳翔)と再会した彼女は、ホテルに誘われる。そして数年ぶりのセックスで快感を得て、関係を深めたくなるが、一樹にその気はなくセフレになろうと提案される。
抄子はそれを受け入れられずにいたが、同級生の新堂華江(片山萌美)が一樹とセフレであることを知り、さらに会社の上司・栗山(新納慎也)に言い寄られる。一方、一樹が割り切った関係を求めるのには、人に言えない過去が関係していた……。

「セフレの品格 決意」
一樹と定期的に会う関係となった抄子は、30代後半に差し掛かった自身の年齢を気にしていた。そんな中、一樹はある事情で17歳の少女・山田咲(髙石あかり)の面倒を見ることに。咲は次第に一樹に惹かれ、抄子への嫉妬を募らせる。その思いが事件を引き起こし、一樹は抄子にセフレ関係を終わらせようと提案。一樹も若い娘が好きだったのか、と失望する抄子だったが、一方で自身に好意を寄せていた23歳のボクサーで純粋な市原猛(石橋侑大)に惹かれていく。とはいえ、一樹を忘れられない。そんな折、咲が抄子の前に現れ……。

 

「セフレの品格 初恋/決意」

出演:行平あい佳、青柳翔、片山萌美、新納慎也
(「初恋」のみ)川瀬陽太、こころ、伊藤克信、寺島まゆみ、田中美奈子
(「決意」のみ)髙石あかり、石橋侑大、大嶋宏成
原作:湊よりこ『セフレの品格』(双葉社 JOUR COMICS)
監督・脚本:城定秀夫
主題歌:前野健太「ああ・・・」(romance records)
製作:鳥羽乾二郎 エグゼクティブプロデューサー:福家康孝 プロデューサー:紀嘉久、久保和明
音楽:林魏堂 撮影:池田圭 照明:松本竜司 録音:岸川達也 編集:城定秀夫 美術:赤星裕史 スタイリスト:天野泰葉 ヘアメイク:田中梨沙 ラインプロデューサー:浅木大 制作担当:矢口篤史 キャスティング:伊藤尚哉
制作プロダクション:レオーネ 企画・製作・配給:日活 R15+
©2023日活
公式サイト:https://sfriends-pride-movie.com
Twitter:@sfriends_movie

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