もっとも、コンサルタントのテワリ氏は、「完全に正しいとは言えないかもしれない。しかし、直感的に正しいと感じられる何かがある」と、この数値には一定の妥当性が感じられると語る。
人間関係を数値化する研究はほかにも行われている。臨床心理学の情報を伝えるゴットマン・インスティテュートは、1970年代に行った独自の研究をもとに、望ましい比率を5:1以上としている。ネガティブな言葉1つに対してポジティブな言葉を5つ以上かけているカップルは、9年後の離婚率が低いことが確認されたという。
夫婦の間柄を正確な数字であらわすことは難しいが、少なくとも感謝と不平を1:1でこぼしているようではまったく足りないようだ。違いを受け入れて思いやりの言葉を意識してかけ合うことが、長続きの秘訣なのかもしれない。
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