井原氏は福岡でクラブをJ1昇格に導く
柏レイソルは17日、ネルシーニョ監督の退任を発表した。後任として井原正巳ヘッドコーチが監督に就任することも併せて発表している。
2010年にJ2優勝、2011年にはJ1優勝を成し遂げ、その後も天皇杯やナビスコカップのタイトルを獲得したネルシーニョレイソル。2014年に退任したものの、J2へと降格した2019年に再度就任すると、1年でのJ2優勝とJ1復帰を果たし、翌年には天皇杯決勝にも進出した。
5シーズン目を迎えた今季は、開幕から勝利を挙げることができず。第7節の鹿島アントラーズ戦で初勝利を手にするものの、リーグ戦13試合で2勝5分6敗の16位と低迷。ゴール数ではリーグ最少の「8」となっている。
後任の井原監督は2015年から4年間、アビスパ福岡で指揮を執った経験があり、同年にはJ1昇格に導いた。公式HPにて井原監督は以下の通りにコメントしている。
「今の成績は決してネルシーニョ監督だけによるものではなく、我々スタッフも責任を感じています。ネルシーニョ監督のためにも、この現状を変えるべく、チーム、選手、スタッフでもう一度結束して、チームを蘇らせるように全身全霊を尽くします」
