華やかな女子会も一歩間違えば悪口大会。どうやらそれはどこの国でも変わらない。でもさすがにこれは、ヤバいんじゃ?映画史に残る、凶悪女子会ここにあり。いや、凄いもの見てしまった…。本物の恐怖と対峙する。大好きだった女子会。しばらくしなくて良いかも…あれ?私、この映画に相当やられてる!?
──東紗友美(映画ソムリエ)
ワンショット・リアルタイムのスリラーと言えば、ヒッチコックの『ロープ』が映画史に残る傑作だけれど、本作はそれに挑戦している。途中から加速する登場人物たちの暴走と救いのない精神崩壊は『ロープ』を凌駕している。
──内田樹(思想家・武道家)
悪霊も悪魔もゾンビもモンスターもファイナルガールも出ない。何処にでもいる主婦たちが日常から転げ落ちる。人が人でなくなる恐怖をワンショットで見せつける。吐き気がするほど恐ろしいのは、それが心霊現象でも超常現象でもないからだ。今のご時世を見事に逆手に取った新しい“人間ヘイト”ホラー映画だ。
──小島秀夫(ゲームクリエイター)
必然のワンカット撮影が異次元の緊張感を生み出す。現代を切り取る、胸クソ悪い傑作誕生!
──樋口毅宏(ハードボイルド育児作家)
これほどひどい映画はちょっと記憶にない。でも絶対にあなたは最後まで目を離せない。
悔しい。すごい。悲しい。怖い。すべてが凝縮されている。
この映画だからこその全編ワンショット。一人でも多くの人に観てほしい。
──森達也(映画監督/作家)
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黄昏の〈逢魔が時〉がリアルに過ぎる92分。
暮れゆくワンカットの中、人々は狂気に陥り、魔物に出会ったと自ら信じ込む。
それは「分断」の時代を生きる我々自身の姿だ。
──瀬々敬久(映画監督)
Story
郊外の幼稚園に勤める教師エミリーが、〈アーリア人団結をめざす娘たち〉という白人至上主義グループを結成。教会の談話室で行われた第1回の会合には、エミリーを含む6人の女性が集まった。多文化主義や多様性を重んじる現代の風潮に反感を抱き、有色人種や移民を毛嫌いする彼女らは、日頃の不満や過激な思想を共有して大いに盛り上がる。そしてエミリーの自宅で二次会を行うことにするが、立ち寄った食料品店でアジア系の姉妹との激しい口論が勃発。腹の虫が治まらないエミリーらは、悪戯半分で姉妹の家を荒らそうと計画する。しかし、それは取り返しのつかない理不尽でおぞましい犯罪の始まりだった……。
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配給:アルバトロス・フィルム