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LINEもiモードも! テキスト対話の文化は90年代の女子高生とポケベルが生み出した

女性自身

 

ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』(’93年・日本テレビ系)では、不倫関係にある男女の連絡手段として、ポケベルが演出に使われた。

 

「それまで、友人同士のやりとりは固定電話が基本。異性の家にかけるとき、親が出て気まずい思いをした人も多いはずですが、ポケベルの登場で、こっそりメッセージを送れるようになりました」

 

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初期のポケベルは、かけてほしい電話番号を入力するタイプだったが、女子高生たちは電話番号の代わりに、語呂合わせ的に数字を組み合わせて意思疎通を図る手法を身につけていった。

 

「『0833』で『おやすみ』、『428』で『渋谷』、『14106』で『愛してる』などが一般的。さらに仲間内でしか理解できないようなオリジナルの暗号を作ったりもしていました」

 

文字やハートマークなどを送ることができる機能を持った進化版も登場した。

 

「文字だけでは気持ちが伝わらないことから、ハートマークは有効でした。こうした機能が重要視され、のちのiモードで絵文字が誕生したといわれています」

 

隆盛をきわめたポケベルも、’90年代後半にはPHSの登場で急速に衰退。’19年、すべてのポケベルサービスが終了したのだった。

 

【PROFILE】
牛窪恵
’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍

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