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人生これから!「業務スーパー」「日高屋」の創業者が挑む、新たな挑戦!:ガイアの夜明け

テレ東プラス

5月12日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは、「人生まだまだこれからだ!~名物創業者たち 新たなる挑戦~」。
一代で人気チェーンを築き上げた“名物創業者”たちが今、新たな挑戦に動き出している。
全国1000店舗以上に広がった「業務スーパー」の創業者が独立して挑むのは、何と新エネルギー開発! そして、人気中華料理チェーン「日高屋」の生みの親は、80歳を超えた今、新たなチェーン店作りに動き出していた。
「人生で今が一番燃えている!」と、全てをかけて挑戦し続ける2人の創業者の情熱の源に迫る。

「業務スーパー」の創業者が挑むのは…“新エネルギー開発”!


1月下旬。「業務スーパー」の創業者、沼田昭二さん(69)は、熊本・小国町の山の中で、第二の人生をかけた壮大なプロジェクトを始めていた。

それは、地下に眠る「地熱」を探り当てること。その熱を使って電気をつくる「地熱発電」に挑戦していたのだ。
沼田さんは、「10カ所掘って、可能性があるのは1〜2カ所。地熱の開発は、最初は本当に大変」と話す。


去年、小国町で沼田さんが初めて地熱を掘り当てたのは、掘削を始めて6年目のことだった。そして今、小国町で2本目となる地熱を掘り当てようとしていた。
この日は、可能性を調査している段階で、掘削機から長い管が取り出される。


地下400メートル付近の岩盤層からくり抜いた岩石。石の色がポイントで、沼田さんはすぐにチェックする。

「ここが緑色になっている。これは何百度の熱水が通った後。間違いなく、この下に(地熱は)ある」。

火山大国の日本だが、地熱を使った発電量は全体の0.3%(出所:資源エネルギー庁)にすぎない。火山地帯の多くが国立や国定公園と重なるほか、莫大なコストと時間がかかるため、開発が進まないのだ。

この日、沼田さんが訪れたのは、兵庫・神戸市にある「業務スーパー」。沼田さんの長男・博和さん(42)は「業務スーパー」を運営する「神戸物産」の社長で、経営を6年前に引き継いだ。
父である沼田さんについて聞くと、「年齢は重ねているが、パワーは増している。一言で言うと“マグロ”。止まると死んでしまうような人」と話す。


沼田さんは「業務スーパー」から完全に退き、7年前、「町おこしエネルギー」(兵庫・加古川市)を立ち上げた。地熱開発に取り組んでいるが、会社の収入はほぼゼロで、運営費のほとんどは自己資金。これまで120億円以上を投じてきた。
掘削機は、自走できるものがなかったので、自ら設計してつくった。さらに北海道では、専門学校まで設立、人材の育成も手がけている。ないものは自分でつくる…それが沼田流だ。

そんな沼田さんの信条は、「必ず、世のため人のためであること」。
これを「業務スーパー」時代からずっと貫いてきた。沼田さんは、「死ぬまで、次世代の人のために頑張りたい」と話す。

2月下旬。沼田さんは、人口8500人ほどの町、鹿児島・湧水町を訪れた。過去に国の機関や電力会社が調査したデータを参考にしながら、新たな地熱スポットを探していたのだ。


鹿児島県の北部にある湧水町は、活火山の霧島連山に隣接しており、町のいたるところで蒸気が出ている国内有数の地熱スポット。調査の結果、地熱が出る可能性が高いと判断し、本格的な掘削作業に入った。
投じた費用は4億円以上で、地熱発電所を完成させるには、さらに莫大な費用がかかる。それでも沼田さんは、「目の前のビジネスとして考えるとメリットは小さいが、50〜100年後の人のことを考えれば必ずやるべき」と前を向く。
町長の池上滝一さんも、地熱の開発に期待していた。発電所ができれば、産業や雇用などの面で、町にメリットが生まれるからだ。

1カ月後。再び湧水町を訪れた沼田さんは、町の代表者への説明会を開いた。町の温泉施設の代表者は、「お湯が枯れないか?」と町民の心配を口にする。温泉の町でもある湧水町に、地熱の掘削で影響が出ないか心配だというのだ。
沼田さんは、2年にわたって調査した資料を元に、温泉には影響がないことを説明するが、それだけでは終わらなかった。
「そもそも地熱が出て発電ができないと、関連の産業の話はゼロになる。中心となる地熱発電所が実現するのか?」と町議会議員。


沼田さんは、説明会に参加した町の代表たちを地熱の掘削現場に連れていき、実際に見てもらうことで、地熱の開発についてより深く理解してもらおうと考える。
果たして、沼田さんの夢は実現し、安定したエネルギーと新たな雇用を生むことができるのか。

人気中華料理チェーンの“熱血創業者82歳”新たな繁盛店をつくる!


400店舗以上を展開する人気の中華料理チェーン「日高屋」。これを一代で築き上げたのが、神田正さん(82歳)だ。
「中華そば」は390円、餃子は6個で270円、定食は600円台からとリーズナブル。夜の「ちょい飲み」は生ビール1杯340円とあり、お客さんでにぎわいを見せている。


神田さんが裸一貫から始めた「日高屋」は、今年で50年の節目を迎えた。
中学卒業後、職を転々とした神田さんは、たまたまアルバイトで入ったラーメン店で修行を積み、32歳の時、5坪の店を開業。その後「ハイデイ日高」に社名を変え、「東証一部」に上場。従業員約1万人の大企業に成長した。


神田さんは去年、アルバイトからたたき上げの青野敬成さん(49歳)を社長に指名。
「私ももう80を過ぎだから、これから若い人がどんどん会社を伸ばして、いい会社を作ってほしい」。今も会長職を務めるが、若い力に経営を託し、“ある思い”が湧き上がっていた。
「安定しちゃうとつまらない。何かにチャレンジしていないと生きていけない」。
神田さんは再び、一から繁盛店を作りたいと動き始めていた。


去年7月、「ハイデイ日高」本社(さいたま市・大宮区)が入る「大宮門街SQUARE」1階に、実験店舗としてオープンした「台南」。目指すのは、「日高屋」にはない台湾料理をメインにした本格メニューが味わえる店だ。
厨房を任せるのは、神田さんが直々に指名したリュウさんで、看板メニューは「ルーロー飯」630円。豚バラを甘辛く煮込んだものをご飯にかけた台湾料理の代表格で、人気のデザート「オーギョーチー」は、台湾だけで育つ植物で作った逸品だ。

オープンから半年経った1月下旬。神田さんが見ていたのは、「台南」の売り上げだった。
月の売り上げは目標の64%と大苦戦。その原因は夜にあり、日中に比べて、お客さんが極端に少なくなっていた。
狙いである、お酒を飲むお客さんがつまみとして注文していたのは、「ルーロー飯」や「天津飯」。「日高屋」は、つまみ用の小皿メニューが約20種類あるが、「台南」は重めのメニューが多く、軽くつまめる料理が少ない。神田さんはすぐに動き、メニュー開発の責任者・鈴木昌也さんに声をかける。
「お酒に合うつまみをいかに提供できるかでファンが増えてくると思う。そこを鈴木さんに頑張ってもらって…」。


鈴木さんは、早速、神田さんの宿題に取り掛かった。台湾らしいお酒に合うメニューは誕生するのか。

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