2016年ヴィンテージから標高の高いカーサ・ヴェッキアの畑のブドウがブレンドされるようになり、さらに洗練された味わいになってきた。ボルゲリならではの地中海的豊潤さに、少し大陸的な厳格さが混ざり、とても魅力的だ。2018年は古典的ヴィンテージで、グラッタマッコらしさが鮮やかに出ている。
『グラッタマッコ・ロッソ ボルゲリ・ロッソ・スペリオーレ 2018年』( 1万5081円)は、カベルネ・ソーヴィニョン65パーセント、メルロ20パーセント、サンジョヴェーゼ15パーセントというブレンドから生まれる優美なワイン
*価格は税込
「私たちはトスカーナで、ボルドー品種を使って、ブルゴーニュ的なワインを造っているのです」とマッローネ氏。このスタイルは各方面で高く評価されていて、ほぼ毎年「トレ・ビッキエーリ」を獲得し、海外でも高得点を連発している。
「熟成させるとさらに端麗な味わいとなります」
洗練された通向きのワインである。
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ワイナリーの前にあるカベルネ・ソーヴィニョンの畑は1990年の植樹。標高100メートルで、泥灰土や砂岩が重なった小石が多く混ざる
ティネッロと呼ばれる700リットルの木樽で発酵を行う。一番手前は「サッシカイア」から譲り受けた1968年のティネッロ。
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