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次はどんな病院を立て直すのか?岡田将生と中井貴一の名コンビ『ザ・トラベルナース』のシリーズ化を熱望!

キネマ旬報WEB

「これはすべての患者とナースたちに捧げる愛と闘いの物語である」
遠藤憲一のこんなナレーションから始まるドラマ『ザ・トラベルナース』。脚本家・中園ミホ&内山聖子プロデューサーという『ドクターX』シリーズの名コンビが新たに生み出した新機軸の医療ドラマだが、今回の主人公は、病院を短期間に渡り歩く凄腕ナース。岡田将生と中井貴一が対照的な看護師に扮し、名コンビぶりを見せる同作のDVD-BOXが、3月31日に発売された。

いじられキャラが得意な岡田と硬軟自在の中井ならではのハマリ役

トラベルナースとは、全国の人手不足の病院や緊急的に増員が必要な病院で、期間限定・高給与で働く凄腕のフリーランス看護師。アメリカでは25年以上もの実績があり、日本にも存在し、応援看護師などと呼ばれることもあるという。特にコロナ禍ではトラベルナースたちが大活躍していたそうで、今回のドラマは中園ミホが、『ドクターX』シリーズのための取材で、コロナに感染した医師が凄い看護師に命を救われたことや、アメリカにはトランク一つで各地を渡り歩くトラベルナースというスーパーナースがいると聞いたことから発想されたそう。

主人公は、トラベルナースの那須田歩(岡田将生)。歩は、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナースプラクティショナー)」を持ち、アメリカ国内を転々としながら医療活動に従事して、数々の命を救っていた。そんな折、歩は“ある人物”からの要請で日本へ帰国し、民間病院「天乃総合メディカルセンター」で働くことに。経営重視で冷徹な天乃隆之介(松平健)が院長を務める同院は、医師中心のヒエラルキーがあって看護師の離職率が高く、慢性的な人手不足に陥っていた。そして、同院には歩と同日に、紳士的に振舞うベテラン看護師の九鬼静(中井貴一)も、3ヵ月の契約で働き始める。

優秀ながらも医者を立てない歩はトラブルメーカーともなり、激務に苦しむ看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)を困らせる。そんな歩をプライドだけ無駄に高い「馬鹿ナース」と呼ぶ静は、時には老獪な手練手管も駆使し、患者のために最善を尽くして見せ、歩に大きな影響を与えるだけでなく、病院自体も変えていくことになる。

とにかく岡田将生と中井貴一の凸凹コンビぶりが面白い。このコンビが中心となり、病院を改善していく痛快な物語なのだが、優秀ながらも意識の高すぎる那須田歩(岡田)は、紳士的だが曲者の九鬼静(中井)に終始振り回されまくる。愛すべきいじられキャラ的な役がハマる岡田と、硬軟自在で百戦錬磨の中井ならではの丁々発止の芝居のやりとりが魅力的で、岡田は優秀すぎて鼻につく歩を憎めない可愛げのある人物に見せているし、中井は個性的すぎる静というキャラクターに実在感を与えている。

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静は、「医者は病気を見つけて病気を治し、ナースは人を見て人を治す」という持論を持ち、何かというと「かのフローレンス・ナイチンゲールはこう言っています……」と、本当か嘘かわからない格言などで煙に巻く。時に誠実で頼もしく、時にうさん臭く、さらには広島弁ですごんで見せることもある。そんな変人を成立させられる中井の上手さに惚れ惚れするし、その巧みな芝居をたっぷりと堪能できる。

『ドクターX』シリーズのようなシリーズ化にも期待

3月31日にリリースされたDVD-BOXには、制作発表記者会見、メイキング映像、NG集などの計74分に及ぶ映像特典を収録。2011年の映画「プリンセス トヨトミ」以来の共演だという岡田と中井の関係性や、撮影現場のチームワークの良さを知ることができる。

本作は二人のトラベルナースと絡む、豪華な共演陣が扮する登場人物たちも面白い。安達祐実、六角精児、柳葉敏郎、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健といったベテランが揃う現場に、クランクイン前は菜々緒や恒松祐里らの若手は緊張していたらしいが、中井がムードメーカーとなって、いい空気感が作られていたという。クランクアップ時のコメントで、多くのキャストが、「本当に現場に来るのが楽しかった」「最高の現場」と語る言葉には実感がこもっており、ナースセンターや看護師宿舎での楽しい掛け合いにも、仲の良さが生かされていたようだ。NG集にはそんな楽し気な現場の様子がよくわかる、爆笑必至のやりとりが収められている。

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