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東卍メンバーが大集結!『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』参番隊隊長任命式の撮影現場をレポート

MOVIE WALKER PRESS

2021年に公開し大ヒットを記録した、映画『東京リベンジャーズ』 の2年ぶりとなる続編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』が4月21日(金)、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』が6月30日(金)より2部作連続で公開される。今回映画化されるのは原作でも屈指の人気を誇る「血ハロ」編。MOVIE WALKER PRESSでは、そんな本作のキーとなる重要なシーン、“東京卍會”参番隊隊長任命式の撮影現場に潜入。前作に続くタケミチ役の北村匠海、マイキー役の吉沢亮、ドラケン役の山田裕貴、三ツ谷隆役の眞栄田郷敦、稀咲鉄太役の間宮祥太朗に加え、このシーンが本作での初登場となる場地圭介役の永山絢斗、松野千冬役の高杉真宙もまじえた現場レポートをお届けする。

人生を諦めてきた主人公のタケミチ(北村匠海)が、唯一の彼女だったヒナタ(今田美桜) が殺されたことを知り10年前にタイムリープ。そして、ヒナタが殺される原因となった「東京卍會(東卍)」に潜入し、未来を変えるために奔走する姿と、熱い仲間たちの友情が描かれ大ブームを巻き起こした『東リベ』。今回の続編では、再び殺されてしまったヒナタを救うためタイムリープしたタケミチが、東卍結成メンバーを引き裂いた“悲しい事件”の真相へと迫っていく。

この日、関東某所の神社で撮影されたのは、東卍メンバー全員が集まった夜の集会シーン。武蔵神社は前作と同じ神社が使われ、周囲には赤いのぼりが連なり、派手なカスタムが施された単車がずらりと停められている。中央には幹部メンバーが立つ印象的な石畳の階段が見えるが、この階段はもとからあるものではなく撮影用のセットということで、とても作り物には見えないほどリアルで驚かされた。もともと雰囲気のある神社ではあるが、こういった制作陣の細やかな作り込みが施されることで、まさに「東卍の集会所」にふさわしい雰囲気が作り上げられていた。

日が落ち始めたころ、キャストたちが続々と姿を現した。各々が自分流のヘアメイクを施した個性あふれる東卍メンバーおよそ50名が集合する大所帯のなか、トレードマークである赤いパーカーを着て、痛々しい傷メイクを施した北村の姿が。英監督はそんな北村となにやら話し込んでいる様子で、参番隊隊長はもしかして自分なのでは?と淡い期待を抱くタケミチと、それを茶化すメンバーたちとのやりとりを指導していた。

前作での大ヒットを受け、本作に対し北村は「この役を演じて、やんちゃなイメージがつきました(笑)。役者という仕事はつくづくおもしろいなと思います。撮影している作品で、自分自身のイメージが変化していく。個人としてはなにも変わらないのに、素朴なイメージからからヤンキーへ。続編は自分にとって義務だと思っていました。リベンジャーズを止めてはいけない」と意気込み、真ん中に立つ者としての思いを語った。

そして特攻服に身を包み、先程の石畳の階段にスタンバイする、吉沢、山田、眞栄田の姿も。前作同様に迫力ある佇まいで、それぞれの立ち位置を確認していた。吉沢は「前作を受けて、意外と子ども人気が高いんだなと気付かされました。キャスト、スタッフ一丸となって前作を越えようという意気込みで挑みました」とコメントしている。またもともと原作の大ファンだったという山田は「初めて共演する方から、ドラケン!と声をかけてもらったり、“ドラケンの人”として沢山の方に知ってもらえました。それぐらい懸けていたし、アクションのシーンでは『これでぶっ倒れてもいい』と、燃え尽きろと思ってやっていました。山田裕貴という名前より“ドラケン”のほうが強いと感じているなかで、前作を超える作品と、作中の役割を担う難しさを自分がどれだけ表現できるか、その戦いでしかなかった。超えなければと」と、今作に懸ける並々ならぬ想いを語った。

このシーンが初登場となる千冬役の高杉は、ほかのキャストたちに混じって談笑。金髪で特攻服を着た姿はまさに原作から抜け出てきたようなビジュアルで、一見可愛らしい見た目でありながら、忠義心が熱く闘志を内に秘めた千冬というキャラクターをどのように演じるのか、ますます期待が高まった。

そして初めて東卍の特攻服に身を包んだ間宮の姿も。物語の重要なキーパーソンでありながら、前作ではほとんど出番がなくベールに包まれていた稀咲が、今作でついにその正体を表す。特にこのシーンは、前作では東卍と敵対していた稀咲を仲間に迎え入れる、キャラクター同士の関係性が大きく変化する局面。間宮は「前作での稀咲は東卍からは離れた立ち位置で、撮影の日数も少なく少人数でのシーンばかりだったので、今回の撮影でようやく映画『東京リベンジャーズ』の雰囲気に触れたという感じがしました。決起集会のシーンはこれぞ東リべ!といった様子で、その出来上がった場所に異分子として入っていくのは、心地悪さと気分の良さが混じり合った不思議な感覚でした。前作はポイントでの出演で台詞の数も限られていたぶん、得体の知れなさが強調されていましたが、今作はわりと出るし動くし喋るので、稀咲の不気味さを維持するのに苦労しました」と話す。現場でも、稀咲が隊長に任命されたことに納得のいかないタケミチが稀咲を殴るシーンについて、北村と何度も立ち回りを確認する真剣な表情が印象的だった。

何度か場当たりを繰り返したのちに、本番がスタート。凄まじいエンジン音と共に、単車に乗った迫力あるメンバーたちが続々と神社に集結。幹部が登場すると、ざわついていたメンバーたちが静まりかえる。ドラケン役の山田が「これより東京卍會、参番隊隊長任命式を始める!」と声を張り上げると、北村をはじめ東卍メンバーのキャストたちにも一気に緊張感が走る。敵対チーム「芭流覇羅(バルハラ)」との抗争が控えていることを説明したマイキー役の吉沢が「前に出ろ!」と合図すると、後方から稀咲役の間宮がメンバーを掻き分けて登場。この物語のキーとなる、ただならぬ緊張感が漂うシーンをぜひ本編で確認してほしい。

そしてこの日は東卍創設メンバーの場地がチームを抜け、敵対している「芭流覇羅」に入ると宣言するシーンも撮影された。場地役の永山が初登場となる場面だ。「血ハロ編」のもう一人の主役といっても過言ではないキャラクターを演じることについて永山は「原作を読ませていただいて、場地はすごく芝居のしがいがある役だなと思った一方で、この役を俺が演じたらどうなるんだろう?と同時にプレッシャーや不安も感じていて、正直楽なシーンはひとつもなかったです。衣装や髪型に助けられた部分ももちろんありますが、特注のマウスピースの八重歯(※場地のトレードマーク)を撮影前から付けて、少しでも場地に近づこうと意識しながら撮影に臨みました」と、プレッシャーを感じつつも、常に場地として生きる影の努力を告白してくれた。

この場地の初登場シーンについて、続投キャストたちは永山にどのような印象を抱いたのだろうか。北村は「人気キャラクターなだけに、すごくプレッシャーを感じていたのではないかなと思います。しかしそれをまったく感じさせず、二本足で堂々と立っていた。かっこよかったです」とコメントし、吉沢は「今作から登場しているという感じがなかったです。危うさが全面に出つつ、どこか周りをほっておけないような雰囲気が出ていて、とにかく場地にぴったりで、めっちゃかっこよかったです」と、その堂々とした佇まいを褒め称えた。

また山田は、このシーンを撮影した時の感想として「なんか悲しかったんですよね。『おい、場地…』って、自然とドラケンの気持ちになっている自分がいました。なのでキャストと合間になにを話していたとかは正直覚えてなくて、ただ『なんで仲間殴ってんだよ』というドラケンとしての感情でした。永山さんとして見てなかったなぁ。もう場地だったんです」と、演技うんぬんではなく本物の場地がそこにいたことを感慨深く語った。

今回の「血のハロウィン編」の位置付けについて、岡田翔太プロデューサーはこのように語っている。「今作は、前作では語られていなかった東卍の秘密や結成秘話という“エピソード0”をまず基盤として『過去に東卍メンバーたちが救えなかったものを取り戻すための、タケミチの闘い』を主軸にしています。今作がちょっと違うのは、前作だとタケミチがヒナタを救うために運命を変えるという話でしたが、そのヒナタと同じくらい守りたいものが増えて、ヒナタを含めその守りたいものたちをもう一度取り戻す、という物語なんです。そのぶんタケミチという人間もどんどんでかくなっていって、その彼の成長も大きなテーマです。原作者の和久井先生ともそのあたりは共通認識としてありました」

今回の撮影シーンでもキーパーソンとして存在感を放っていた稀咲。岡田は稀咲役を間宮に起用した理由として「タケミチだけじゃなくマイキー、ドラケンにとっても最大の敵なので、その強大なオーラや迫力がほしかったんです。間宮さんとは『帝一の國』でご一緒しているんですが、彼独特の怪しげな雰囲気や佇まいが、監督や僕が求めていた稀咲像にぴったりでした。狡猾なところや怖さを、迫力をもってしっかりと体現してくれました。実際の間宮さんはすごく気さくで優しい方なので、真逆ですね(笑)。キャストのみんなともすごく仲がよくて新キャストとも交流がありますし、表のムードメーカーが山田さんだとしたら、裏のムードメーカーのような存在です」と語った。

今回が初登場となる千冬役の高杉については「ちょっとタケミチとリンクするようなところ、不器用だけどがむしゃらに戦う、みたいな部分が垣間見えるキャラクターですよね。高杉さんの印象としては、すごく謙虚で誠実な方で、正直言うと一番最初にお会いした時に『人を殴ったりできるのかな?』と心配になるくらい、ヤンキーとはかけ離れた印象だったんです。でも彼はカメラを向けられると人が変わるタイプ。もう豹変します。カメラが止まると本当に優しくて大人しい青年に戻るので、恐ろしい男だなと思ってます。いい意味で(笑)」と印象を明かした。

最後に、前作の大ヒットを受けて今作に懸ける想いについて岡田はこう語る。「北村さんたち前作からの俳優陣とも話していましたが、前作で確実に“ある時代の代表作”にできたっていう自負を持てたなと思っています。前作はとにかくバットを振ってチャレンジしようっていう思いでやっていたんですけど、今作はもうあの時から2年経っていて、僕含めスタッフもキャストも何段もレベルが上がっています。その状態での2部作なので、もはやただ続編を作るのではなく、前作を観てくださった方々の期待を遥かに超える作品にしようと。既に『東リベ』を代表作にできたと思っているからこそ、高いハードルを越えたいという想いを、俳優たちだけでなくスタッフも含め全員が抱えながら作り上げてきました。どうか楽しみにしていてください!」

前編の公開まで、本当にもうあと少し。満を持して公開される人気エピソード「血のハロウィン編」がどのように実写化されているのか、引き続き楽しみに待ちたい。

取材・文/編集部
 
   

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