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映画『炎上シンデレラ』主演・田中芽衣インタビュー「ある登場人物がどう思ったのかなど、いろいろと想像して楽しんでほしいです」

ガジェット通信

とはいえ、きっとあきらめきれないところや何かに対する情熱が強いので、人に興味がなさそうだけれど、実は愛情もあり、とても人間味があるなと思いました。作品の中ではあまり発する言葉が少なく、観ていただく方にも表情や動きで何かを感じていただきたいなと思っています。

●ご自身もフォロワー数が多いですが、普段気をつけていることは?

「今日は疲れた」とか「楽しくなかった」とかマイナスの心の部分は出さないようにしています。なので普段何しているか分からないし、でもなんか幸せそうだね、楽しそうだね、とよく言われるのですが、それを出していないだけで、いろいろあります(笑)。でもせっかくファンの方に見ていただけるなら、わたしを見て元気になってほしいですし、プラスに動いてほしいので、やっぱりマイナスな心の発言はしないですね。

●そうなると、ファンのみなさんと距離が開いてしまいますよね???

そうなんです。なので今後は、自分の中で解決した悩みや、前向きになったことは言って行こうかなと思います。最近YouTubeをリニューアルしてスタートしました。インスタグラムはかわいい、きれいな自分を出して、Twitterはお仕事の告知、プラス日常の何でもないことを。YouTubeは内面をもっとさらけ出すために始めたので、ここではいろいろなお話をして、みなさんに近づけるためにはどのようにしようか模索中なんです。


●みつほの話に戻りますが、「こういう人」と言い切れないキャラクターですよね。みんなが想像する楽しみがある子と言いますか。

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そうなんです。なので観る人によってきっと感想やみつほがどういう子なのか、受け取り方が違うと思いますが、逆に言うとわたしたちはそれを目指さしたので、正解というものがありません。観た方のみつほは「どういう子でしたか?」というのが、わたしの思いです。

●ひとつ言うと、映画オタクの青年・田代役の飯島寛騎さんとのやり取りの中でみつほ像がわかりますよね。

この映画は、主演のみつほが自力で生きていくストーリーではなく、飯島さんがいてみつほが生きているので、そこでの掛け合いや、飯島さんの前だけでは人間味が出ていて自分の想いを少し言っていたりもするので、このふたりのシーンは特に目を離さず観てほしいなと思います。

彼女は悪気がないのにこうなってしまっただけなので、どんどん人間味らしさを出していく部分では、このふたりが合わさってのストーリーなのかなと思います。ぜひ想像しながら楽しんでください。

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■ストーリー

初主演映画を撮影中にスキャンダルを起こして大炎上、順調だったキャリアを絶たれて表舞台から追放された女優の安西みつほ(田中芽衣)。彼女の主演映画でメイキングを撮影していた田代良一(飯島寛騎)はいつかみつほを主演に映画を撮りたいと思っていたが、その夢も消えた。

一年後に二人は偶然再会し、田代はここぞとばかりに自分の夢を語る。しかし、みつほは芸能界を追放された身。実現の可能性はゼロ。そこに割り込んで来る小劇団を主催しているという謎の男、山倉賢太(大河内健太郎)。

ひょんなことからみつほは山倉の舞台に出ることになる。田代はみつほと離れたくないばかりに舞台のメイキングの撮影を引き受ける。しかし、みつほにはひと筋縄ではいかない謎めいたところがある。かつてのスキャンダルも避けようと思えば避けられたのに、自らトラブルに飛び込んで行ったらしい。田代はみつほのために必死に舞台を成功させようとするのだが……。

<クレジット>
ヘアメイク:長坂 賢 スタイリスト:山田 莉樹

(執筆者: ときたたかし)

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