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秋元康「理屈で説明できない何かを持っている」自身が手掛けた“すごいと思うアイドル”を告白<初耳学>

WEBザテレビジョン

作詞家であり日本を代表するクリエーターの秋元康氏が、12月4日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。これまで4500曲以上を作詞し、数々のスター誕生を目の当たりにしてきた秋元氏が、林修を聞き手に、スターに欠かせない“運”について語った。

■「人間って運だと思う」

高校生の頃に構成作家としてデビューし、第一線を走り続ける秋元氏。林先生に「今までに、嫉妬した方はいらっしゃいますか?」と聞かれ、「嫉妬はないです」と返答。「僕、昔から三谷幸喜さんが大好きで。こんなすごい企画よく思いついたなとか、すごく面白いなとか感動しますね。嫉妬ではないです」と打ち明けた。

林先生に「プロデュースされた中で一番のスターは?」と問われると、「やっぱり前田敦子はすごいと思います」としみじみ。

「人間って運だと思うんです。理屈では説明できない何かを持っていて。たとえば、生放送の音楽番組で(踊っている最中に)前田敦子がコケたんです。それも、カメラがポンと向いた瞬間にコケたんです。だからコケる瞬間がちゃんと撮れている。これ、狙ってはできないですからね」と、その“引きの強さ”を振り返った。

■林先生も共感「運って意外と大きい要素」

これまでたくさんのタレントを目にし、世に送り出してきた秋元氏にとって、運は決して無視できないもの。「あんなに才能があるのになんで売れないんだろうとか、運が良くてポンと出る方もいらっしゃるし。どんなに才能があっても、どんなに努力しても報われないのかなって思っちゃうときもありますよね」という。

運の存在を受け止めていれば、失敗や挫折に執着せず、次のチャンスに向かうこともできる。だからこそ「運を持っていること、才能や努力だけじゃないんだってちゃんと分かっているかどうかって重要だと思いますね」と説いた。

この意見に、林先生も深く共感。「意外とまじめな方の中には、運を否定的に捉える方がいらっしゃるんですけど、どうにもならないものはどうにもならないし、どうにかなっちゃうときはどうにかなっちゃう。運って意外と大きい要素だっていうことを、僕はもうちょっと肯定的に捉えていますね」と頷いた。

■「失敗も怖くないし、緊張もしない」秋元康の成功哲学

さらに、秋元氏は緊張や失敗といったネガティブに捉えられがちな要素についても思いを打ち明けた。

きっかけは「ご著書で“失敗は怖くない”と書かれていますけど、そこは変わらず?」という林先生の質問。秋元氏は「そうですね。失敗も怖くないし、緊張もしないです。なぜかというと、自分が自分に期待していないから。格好良い自分でいたいと思ったらミスは許されないですよね。でも、僕は『誰も見ちゃいない』っていう考え方が基本なんです」という。

番組では、そんな秋元氏の下で11年間活動してきた乃木坂46の齋藤飛鳥がVTR出演し、ミュージックビデオの撮影時に秋元氏のプロ意識を感じたエピソードを回想した。

齋藤いわく「歌うシーンを撮るギリギリ直前まで歌詞を微調整してくださっていて、(収録直前に)『ここが変わりました』っていうことはずっとあって。そのこだわりの強さはやっぱりプロだなと思います」。さらに撮り直しや振り付けの変更も「あります」という。より良いものを作るため、本番直前ギリギリまで作品に磨きをかける秋元氏の姿勢がわかるエピソードだ。

番組ではこのほか、ものづくりをする上で意識している鉄則についても語った秋元氏。失敗を恐れず常に挑戦を続ける情熱と、実力や努力以外の要素を受け入れる冷静さ。その二つを兼ね備えているからこその強さがにじみ出るインタビューとなった。
 
   

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