「どちらかというと、使われながら調子を上げていくタイプ。普段から雰囲気がよく、このぶんなら、そう見劣りしないと思う」
新谷調教師をはじめ、厩舎スタッフはこう期待感を口にする。
マイラーのイメージが強い馬だが、今年2月には中京ダ1900メートルでも勝っており、相性のいい中京での競馬。ここは休み明け3戦目の走り頃だけに、決して軽く見るべきではない。
母系は欧州の一流血脈で、7代母は英1000ギニーを勝ち、英オークス馬でもある。力を要する良馬場条件に大きく狙ってみたい。
穴中の穴は、タガノビューティーだ。こちらもスマッシングハーツと同じヘニーヒューズ産駒で、この秋2戦して状態はアップしている。マイル以下の距離を中心に使われているが左回りはとにかく得意で、1800メートルも〈1 1 0 0〉。展開しだいでは“一発”があっていい。