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「主治医と合わなくてストレス」を感じた人も…「うつ病」患者と医師の“理想的な関係”とは? 精神科専門医に聞く

オトナンサー

特に治療開始時には、薬の効果と起こり得る副作用について十分な説明を受けましょう」

Q.うつ病において、セカンドオピニオンが必要と思われる状況とは。

田中さん「本来、セカンドオピニオンとは、主治医は1人に固定したまま別の医師を受診し、主治医とは違う診断や治療方法などがないかを相談するものです。つまり、別の医師に相談した後は元の主治医に戻って、診断・治療方法について改めて話し合うことになります。

うつ病の患者さんが『主治医を変えてほしい』『病院を移りたい』と希望することは、セカンドオピニオン“的”ではありますが、正確にいうと『転院(または転医)』ということになります。先述のように、うつ病の患者さんは判断力・決断力が低下していますし、性格的に真面目な人が多いので、自分から目の前にいる主治医に転院(または転医)を申し出ることが難しいかもしれません。

そのため、家族側から『主治医の先生とよく相談できているの?』『今度、僕(私)も一緒についていこうか?』と持ちかけ、患者さんと主治医との相性が良いのかどうか、治療方針が合っているのかどうかを探ってみるのもよいでしょう。

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初診から2~3カ月もすれば、多少なりとも治療効果が出てくるはずです。家族として悪い方向への変化しか感じられなければ、患者さんとセカンドオピニオン“的”に、病院を移ることができないかなどの相談を始めてもよいかもしれません」

Q.うつ病患者の家族や周囲に求められる理想的なサポートとは。

田中さん「まずは、普段の(うつ病になる前の)患者さんと比べて睡眠と食事がどのように変化しているのかを観察することです。細かいところでいえば、会話の長さとテンポ、表情の変化、感情の表出、動作のスピードなどに注目するとさらによいです。

うつ病の患者さんに対する接し方や距離感の基本は、『恥ずかしくて周囲に隠してしまいたい』といった気持ちを乗り越えて、うつ病という病気を受け入れ、きちんと患者さんと向き合って生活を共にすることに尽きると思います」

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